第4回 直前!2012年ドラフト候補特集(社会人編)2012年10月24日

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社会人投手 ドラフト候補(投手編)

井納翔一(NTT東日本)

 社会人は高校生・大学生よりも即戦力として求められる。今年の社会人の特徴として、投手は有望な投手が多く、野手は玄人好みするような実戦肌の野手がリストアップに挙がっていること。指名候補に挙がる選手たちをピックアップ!

■ドラフト上位候補投手はこの3人!

 今年の上位候補に挙がる投手は松永昂大(大阪ガス)、井納翔一(NTT東日本)、田面巧二郎JFE東日本)の3人だ。

 今年の社会人で最も即戦力として期待されているのが松永。各球団が外れ1位候補としてリストアップしている。松永は関西国際大時代から注目を集めていた左腕。出所を隠して、一気に振り出す常時140キロ前半のストレートは球速表示以上にキレを感じさせ、さらに曲がりの大きいスライダーのコンビネーションでJFE西日本戦では7回9奪三振無失点の好投。外れ1位候補に相応しい実力を備えている。

 井納は木更津総合―上武大学を経て4年目を迎える長身右腕。3年目で3月に行われるスポニチ大会の投球を見ていたが、長身から常時145キロ前後の速球、スライダー、カーブを投げ分けていて、このまま行けばドラフト候補になっていくと予想していたが、その後は不調に陥ったのか登板がなく、4年目を迎えた。
 4年目は春先から好調をキープ。都市対抗・トヨタ自動車戦で8回2失点の好投。最速148キロの直球にスライダー、カーブ、フォーク、カットボールと多彩な変化球を投げ分ける。能力的には素晴らしく、さらに投球の完成度を高めていけば、1年目からローテーション候補に挙がる投手になるだろう。

 田面は桐生市立商から高卒4年目の速球派右腕。4年目となった今年は球速が150キロまで伸び、スライダー、フォークの精度もレベルアップし、少しずつ登板機会が増えてきた。都市対抗では3試合に登板。準決勝のJR東日本戦では2回途中から登板し、7回まで無失点の好投。150キロを投げられる馬力があり、標準レベルの変化球の精度がある。セットアッパー候補としてリストアップしたい。

■右投手

 続いて指名候補に挙がる右投手を紹介していきたい。

 石山 大智(ヤマハ)は東北福祉大2年目の右腕。速球は140キロ前後と突出したスピードはないが、スライダー、カーブを淡々と投げ分けていく好投手。ピッチングの組み立てが上手く、先発候補として指名したい投手。

 祖父江 大輔(トヨタ自動車)は愛知大時代から注目を集めていた速球派投手。3年目から先発としてブレイク。速球は140キロ中盤ながら、低めに投げ分けが出来るようになり、スライダー、カーブ、縦のスライダーを速球と上手く織り交ぜながら実戦的な投球を見せた。

 北原 郷大(JX-ENEOS)は右サイドから最速152キロを投げ込む速球派サイドハンドとして注目されているが、彼は投球フォームを変えた。以前は肘が下がり気味の軌道からスリークォーター気味の軌道に変えた。それにより制球力も安定し、スライダー、シンカーのキレ味も増して、都市対抗ではリリーフとして5試合に登板し、無失点を記録。中継ぎ投手が薄い球団ならば面白い存在だ。

 岩佐 海斗(東京ガス)は187センチの長身から直球は140キロ前後とそれほど早くないが、角度ある直球とフォークを武器に、縦の変化で勝負する投手。まだ高卒4年目の22歳と若く、その若さを買って指名されるか注目される。

 戸田 亮(JR東日本)は最速151キロを計測する大型右腕。常時140キロ後半を計測する馬力が一番の売りで、制球が荒れながらも投球を組み立てることが出来るのが強みだが、制球が安定せず、今年の都市対抗では打者一人に四球を与えて降板。潜在能力は素晴らしいので、長い目で見守りたい投手。

 鶴田 祥平(三菱重工横浜)はJX-ENEOSの補強選手として出場。彼は三塁側のプレート側に立ち、強烈なインステップで投げるオーバーハンド。140キロ中盤の速球は威力があり、曲がりの大きいスライダーとフォークで封じ込む。都市対抗では決勝戦に登板し、4イニングを投げて6奪三振の快投を見せ、優勝に貢献した。即戦力の中継ぎ投手としてならば面白い。

大城基志(JX-ENEOS)

■左投手

 左投手は先発よりも中継ぎならば存在感を示すタイプが多い。

 大城 基志(JX-ENEOS)。彼は130キロ台の直球で勝負できること。2回戦のセガサミー戦では圧巻の投球だった。ストレートは130キロ台。しかしセガサミーの打者が次々とバットの下を振っているのだ。ドラフト候補に挙がる宮崎敏郎に対して、臆せずインコース攻め。そして曲がりの大きいカーブで空振りを狙う。打ち難さという点では彼が一番。中継ぎとして存在感を示していくだろう。

 公文 克彦(大阪ガス)は松永と共に注目を浴びた速球派左腕。インステップ気味のフォームから140キロ中盤の速球は威力があって、詰まらせる投球を得意として、スライダーで空振りを狙う。

 大山 暁史(セガサミー)は小柄ながら、常時140キロ中盤の速球とハードな曲がりをするスライダーをコンビネーションに投球を組み立てる。今年は先発として投げていたが、基本的に全力投球なので、短いイニングで力を発揮する中継ぎ向き。

 高橋 朋己(西濃運輸)は小さなテークバックで出所を見難くして、左サイド気味の腕の振りから振り下ろす直球は140キロ前半だが、キレが優れ、空振りを狙える。今年の都市対抗ではJR東日本戦で4.2回を投げて無失点の好投を披露した。

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