第4回 直前!2012年ドラフト候補特集(社会人編)2012年10月24日

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【目次】
[1] 社会人投手 ドラフト候補(投手編)
[2] 社会人野手 ドラフト候補(野手編)

社会人野手 ドラフト候補(野手編)

梅津正隆(NTT西日本)

 野手では1年目から新人王級の活躍が期待出来る野手も少ないが、1年目から一軍出場が期待でき、チームにとって欠かせない存在になりそうな野手は多い。

 指名候補に挙がっているのが梅津 正隆(NTT西日本)だ。梅津の最大の売りはスピードと確実性が兼ね備わった遊撃守備だ。一歩に対する反応が素晴らしく、グラブ捌きも柔らかく、強肩。守備力は社会人屈指。打撃は右打ちが上手く、粘っこい打撃を見せる1,2番打者タイプ。バックアップ候補として欲しい選手。

 都市対抗優勝したJX-ENEOSから3人がドラフト候補に挙がる。まず核弾頭の井領 雅貴。高卒5年目の井領は都市対抗で、打率.429とハイアベレージを記録。パナソニック戦で2ランも放った。塁間4.00秒前後で駆け抜ける俊足、常に外野からワンバウンドで返球できる強肩と三拍子揃った左打ち外野手として面白い存在だ。

 次に3年目の田畑 秀也。井領ほど完成度はないが、ボールを捉えた時の長打力ならば井領以上。俊足強肩の外野手であり、プロの舞台で技術を完成させれば、大活躍が期待できるかもしれない。

 最後に渡邉 貴美男。国学院時代からとにかく元気のよいショートとして有名で、周りをぐいぐいと引っ張って10年秋のリーグ優勝を飾った。社会人に入ってからもそのキャラクターは変わらず、守備、打撃、走塁も全力でプレーする姿勢は気持ちが良い。打撃は右、左に打ち分けるミート力があり、守備も捕ってから投げるまでの動作が素早い。堅守の遊撃手だけではなく、チームを乗せるムードメーカーとして面白い存在。野球は能力だけで決まるものではなく、試合の流れ、チームの士気によって結果は大きく変動する。渡邉はチームの士気を良くすることが出来る選手だ。

 スラッガー候補として面白いのはこの2人。松島 圭祐(伯和ビクトリーズ)と真弓 竜一(王子)だ。松島は今年の都市対抗戦・NTT西日本戦で豪快なホームランを放ったは空振り三振を恐れず豪快なフルスイングを見せる。真弓は強肩強打の外野手として注目を集めるは荒削りなモノの、昨年の都市対抗で豪快なホームランを放った。荒削りだが、まだ伸びしろのある21歳。長打力を買って育て上げる球団もありそうだ。

 個人的に面白いのはヤマハの長谷川 雄一。昨年の都市対抗で打率.500を記録。内外角に打ち分けるミート力、右打者として塁間4.30秒で駆け抜ける俊足、低い軌道で返球が出来るスローイング技術。走攻守三拍子揃った実戦型外野手だ。

 社会人は即戦力として活躍が求められる。やはりプロ1年目から活躍出来るのは社会人出身の選手が多い。最近の例でいえば投手ならば牧田 和久(日本通運ー埼玉西武)、美馬 学(東京ガスー東北楽天)、榎田 大樹(東京ガスー阪神)、野手ならば川端 崇義(JR東日本ーオリックス)たちが1年目から活躍を見せている。今年のドラフト候補からも1年目から活躍期待出来る選手が多く、彼ら1年目の活躍ぶりを注目してもらいたい。

(文=編集部 河嶋 宗一

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