ジェイプロジェクト

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第2回 ジェイプロジェクト(愛知県名古屋市)2012年04月26日

堀田コーチと1年目の新出

 「ここからがもうちょっと。肝心なところで1本が出ない、ミスが出てしまう。ミスが出てしまった後、いかに踏ん張れるかですよね。そこが当面の課題です。そして、プロ野球も真剣勝負なのは勿論ですが、社会人野球は本当に捨て試合を作れない。最後の最後まで試合を投げることが出来ない。1球、1球の重さが違います。そういう部分では私も投手の代え時など、もっと経験しなければならない。だから、静岡や日立の大会も我々には都市対抗や日本選手権といった全国大会と変わらない。月並な言葉ですが、本当に勉強になりました」

 社会人野球の最高峰大会とも呼べる都市対抗は今年、例年より1ヶ月以上早い7月13日から東京ドームで開催される。その為、各地区予選の開催時期も早まり(既に1次予選が始まっている地区もある)、どのチームも調整が難しいと思われる。そこでジェイプロジェクトは悲願の都市対抗初出場を目指す。

 1990年代初頭のバブル経済崩壊以降、企業スポーツは広告塔としての価値を大きく失った。また、多趣味化によりスポーツ部の存在が社員の士気高揚に繋がるという図式も安直には成立しなくなり、休部や廃部という選択肢が業績改善の優先項目に。こういう背景で早くも20年近くの歳月が流れ、社会人野球の世界においても紙数が足りないくらい幾多の名門・古豪チームが悲しいことに姿を消した。こういった経緯があり、地域密着を謳う企業チームやクラブチームが増加した。

 「名古屋の方々に育てて貰った会社です」というジェイプロジェクトの社会人野球という形での恩返しはまだ始まったばかりだ。

(写真・文=島尻 譲)

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