第2回 高知球場ナイター設備完成記念試合 四国銀行vs高知FD2012年03月23日

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2,700人の観衆が詰め掛けた

2,700人の観衆が詰め掛けた

2,700人が堪能した高知県初ナイター

A:「高知県でナイターを見たいんだけど。どこに行けば見れるのかな?」
B:「そんなんないよ。あ!でも一箇所だけあるわ」
A:「そりゃ、どこよ?」
B:「明徳野球道場(明徳義塾高校内の野球場)」

 ・・・そんなしょうもないオチはさておき。このショートコントにもあるように、これまで意外にも高知県内にはナイター設備を備えた野球場は全国47都道府県で唯一1つも存在しなかった。いや、「必要なかった」と述べた方が正解かもしれない。

 西日本最高峰の石鎚山を北方に背負う四国南部地域ということから、他の3県が悪天候であっても晴天であることも1日や2日ではない高知県。概して気候も温暖、おまけに夏であれば19時までヘッドライトなしで運転できるとあれば、「野球は日の当たる場所でするもの」というボールパーク的考えが根付くのも至極当然であろう。

 ただしその反面、高知県の古きよき考え方が次第に時流から取り残されてきたこともまた確かである。古くは南海ホークス(大方球場)、阪急ブレーブス、福岡ダイエーホークス(高知市営球場)、阪神タイガーズ(安芸市営球場)、近鉄バファロース(宿毛市野球場)、西武ライオンズ(高知県立春野運動公園野球場)が春季キャンプを行うなど、「キャンプ銀座」の名をほしいままにしてきた同県も、現在春季一軍キャンプを開催しているのはオリックス・バファロースの2次キャンプのみとなっている。

 これに大いなる危機感を抱いた高知県、高知市は昨年から今年にかけて具体的な動きに出た。県は「プロ野球プレシーズンマッチ」と称して2月末にオリックス、千葉ロッテ、西武ライオンズ、韓国・LGツインズを招待し、計6試合の練習試合開催を実現。市も昨年6月から県が建設費を負担するという異例のアシストを得て、市の中心部にある高知市野球場に県内初となるナイター設備を整備。
 そして3月10日・1933年5月の開場以来79年目にして灯された夜間照明設備の完成記念試合として県内唯一の社会人野球チーム・昨秋含めこれまでに都市対抗14回、日本選手権20回の出場を誇る四国銀行と、四国アイランドリーグplus所属、2005・2009年にはリーグ総合制覇、うち2009年は独立リーグ日本一にも輝いている高知ファイティングドッグスとの一戦が開催された。


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