第7回 2013年社会人野球展望 東海・西日本編2013年01月03日

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【目次】
1.東海地区
2.近畿地区、中国地区・四国地区
3.九州地区

東海地区

小椋健太(東邦ガス)

 日本の社会人野球で最も熾烈な地区は東海地区だ。今年予選に参加した企業チームは13チーム。その中で都市対抗の代表となったのは6チーム。東海地区で最も知名度あるチームといえばトヨタ自動車だが、そのトヨタでさえ、2011年は予選敗退するほど、厳しい地区なのである。まずは今年の都市対抗代表から。

 第一代表の東邦ガスは投手力が高く、安定した戦いを見せるチーム。水田裕、甲斐政孝の先発2本柱にリリーフエース小椋 健太が抑える。渋いが、安定した実力を見せるチームで代表候補に上がるチームであることは間違いない。
 第二代表の王子(旧王子製紙)はエース左腕・山本 翔也梅津 寛樹の二枚看板に、打線では4年目の真弓竜一の活躍に期待がかかる。6年連続で本戦出場している安定した試合運びを今年も見せる。
 第三代表のトヨタ自動車は日本選手権で4強入りし、今年に望みをかけた。エース佐竹功年、伸び盛りの上杉芳貴、祖父江大輔の3人が中心。打線では主砲・田中幸長を中心に実績あるベテラン選手が勝負強さを見せる。

 昨年、第四代表として都市対抗初出場を果たしたジェイプロジェクトは絶対的エース井田頌二に続く投手育成が課題。そして打線も都市対抗予選の打率.159、6打点に終わっただけに投手陣を援護できる打線強化も不可欠だ。
 第五代表のJR東海は川野慎也、秋葉知一のベテラン投手2枚看板に守り勝つチーム。打線は主砲の上甲数馬を擁するが、基本はつなぎのチーム。機動力に磨きをかけ、得点力を高めたい。
 第六代表のヤマハは東海地区でも随一のタレントチーム。投手陣では最速148キロ右腕・武内 仁志、フェリペ・ナテル、左腕の戸狩 聡希が若手3投手の活躍が光る。打線では俊足巧打の長谷川雄一が攻撃の突破口を切り開き、主砲の佐藤二郎が持ち前の長打で試合を決定づける。昨年は負けが許されない戦いから4連勝して最後の椅子を勝ち取った粘り強い戦いを見せたが、今年も粘り強い戦いで10年連続の都市対抗出場を目指す。

 中根慎一郎、菊池正法の技巧派左腕2枚擁する三菱重工名古屋、エース左腕・宇田川雄一郎を要する三菱自動車岡崎、今年2人をプロへ輩出したが、ベテランの佐伯尚治、阪本一成を中心に粘り強い戦いを見せる西濃運輸、速球派右腕・前橋泰輔、技巧派左腕・藤本瞬を擁するHonda鈴鹿、エース長峰健太を中心に若手投手、打者が揃う新日鐵住金東海REX、昨年から参戦した永和商事も注目だ。


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