第6回 2013年社会人野球展望 東日本編2013年01月02日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

41年ぶりの連覇を狙うJX-ENEOS ライバルJR東日本は?

【目次】
>>北海道地区、東北地区 >>北関東、南関東地区 >>東京地区・西関東地区



 昨年の社会人野球は史上初の都市対抗、日本選手権ともに同じ顔合わせとなり、JX-ENEOSが夏秋と連覇を果たした年であった。

 社会人屈指の強豪として君臨してきたJX-ENEOS。2008年以来、全国でもなかなか勝ち星を挙げることができなかったものの、昨年は全く寄せ付けない強さを見せた。

大城基志(JX−ENEOS)

 昨年のドラフトでプロ入りしたのは1人のみで、主力メンバーは殆ど抜けていない。エース・大城基志、右サイドの剛腕・北原 郷大の投手陣。野手では捕手の山岡剛、三塁手・宮澤健太郎、外野手・井領 雅貴、指名打者・池辺啓二となんと4人がベストナインに選出されており、前年優勝チームとして出場する都市対抗では再び優勝候補として期待されることは間違いない。目指すは前身の日本石油が果たした41年ぶり(61、62年)の都市対抗連覇だ。

 準優勝のJR東日本も投打ともに層が分厚く、今年も優勝候補に挙がる存在であることは間違いない。投手では昨年公式戦で8勝をあげたエース吉田一将だけではなく、片山純一、金卓史の主力投手。日本選手権から同じく2年目を迎える白崎 勇気も成長を示しており、投手陣の力量は社会人トップクラス。野手では都市対抗で首位打者賞を獲得した石川修平、ベストナインを獲得したショートストップ・田中 広輔、4番松本 晃、2011年の都市対抗で若獅子賞を獲得した石岡諒太とこちらもタレント揃い。二度とも決勝戦で破れ、今年にかける思いは強いはず。今年はより強力なJR東日本が見られそうだ。 

北海道地区

 北海道勢はJR北海道が中心となるだろう。
 JR北海道は層が厚い投手陣が売りである・エース福山雄、右腕の成田隼人、昨年の都市対抗で先発した戸田公星、左腕の奥村和久の4人が中心。今年は中心にさらに実力を高め、全国で通用する投手陣を目指したい。野手では好打者・嶋田 源太郎、主砲の本間 篤史の若手を軸に打線を形成している。
 追うのは航空自衛隊千歳。エース宮田 隼の快投で北海道代表として日本選手権に初出場は果たしたが、本戦では七十七銀行に完封負け。再び全国に出場するために打線強化が課題だ。

東北・北信越地区

菅原翔(TDK)

 東北地区は2枠。JR東日本東北TDK七十七銀行日本製紙石巻の企業4チームが中心となるだろう。

 2011年都市対抗ベスト8のJR東日本東北は技巧派右腕・宮本俊輔、速球派右腕・市川功久が中心。野手では藤井亮太、安田尚造、亀浦俊一といった好打者トリオで相手チームをかき回し、2年ぶりの都市対抗出場を目指す。
 昨年第一代表のTDKはエース阿部正大、速球派右腕・豊田拓矢、左腕・高橋 佑輝の3人を中心にして投手陣を形成。打線もコーチ兼任の阿部博明、菅原翔のクリーンナップで得点を重ねる。東北地区随一の戦力といわれるTDKは今年も別格の強さを示すことができるか。
 七十七銀行は都市対抗でも活躍した相原和友、日本選手権で完封した2年目の松﨑達也と若手投手陣の奮闘が光っている。打線では主砲・佐藤 勇治、4番の清野友仁を軸に破壊力ある打線が売りだ。
 日本製紙石巻は140キロ後半の速球を投げ込む沖山勇介、補強選手として出場した佐々木拓也の2枚看板。投手力は高いチームだけに更に打線を強化したい。

 北信越地区は伏木海陸運送バイタルネット信越硬式野球クラブの3チームに絞られる。
 伏木海陸運送はエース上山賢宗を中心とした守りの野球で6年ぶりの代表を勝ち取った。バイタルネットはエース宮内鉄也を中心に守り勝つ野球。信越硬式野球クラブは代表となった伏木海陸運送に2対1で競り負け。今年こそ投打でレベルアップし、2009年以来の都市対抗出場を目指す。


【次のページ】 2013年社会人野球展望 東日本編(2)


コメントを投稿する