第2回 第83回都市対抗野球大会を振り返る (前編)2012年07月29日
【目次】
[1]白熱した接戦、競り合いが続く
[2]効果的な本塁打
[3]大会個人通算最多本塁打タイ記録が生まれる
白熱した接戦、競り合いが続く

"南本選手(ジェイプロジェクト)"
今大会は2点差以内の競り合いが計19試合で全体の6割を占めた。そして、そのうちの12試合は1回戦であったことから、勝負の駆け引き次第ではどのチームが上位に進出してもおかしくなかったとも読み取ることが出来る側面もある。
また、2年ぶり2回目の出場となった九州三菱自動車(福岡市)が大会初勝利。5年連続7回目の出場で大会常連になりつつもある伯和ビクトリーズ(東広島市)が初の8強入り。2年連続5回目出場のセガサミー(東京都)も1回戦を逆転勝利で突破。
さらに「初出場初勝利」こそならなかったが、ジェイプロジェクト(名古屋市)は1回戦で、JX-ENEOSとスコア1−2の大善戦を見せた。劇的にではないが、少しずつ社会人野球界に新しい風が吹いていることも実感した大会とも呼べるだろう。
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