- トップ
- インタビュー
- 2014年インタビュー
- JR東日本 関谷 亮太投手
第23回 JR東日本 関谷 亮太投手2014年11月18日

【目次】
[1]入社1年目を振り返って
[2]悔しいマウンドに終わった都市対抗
[3]日米大学野球での経験が生きたアジア大会
[4]真直ぐの質を高めてワンランク上を目指す
日大三の3年夏にエースとして甲子園出場。明大でも3年時より主戦として活躍し、今年、社会人の名門・JR東日本の門を叩いた関谷 亮太投手。野球のエリート街道を突き進んできた関谷投手は、1年目からエースとなり、チームの期待に違わぬ投球を披露している。
その関谷投手に1年目のこれまでを振り返ってもらいつつ、自身のピッチングについてお話いただきました。
入社1年目を振り返って
――入社早々の5月のJABA日立市長杯戦から、準決勝と決勝の先発を託されて優勝に貢献。都市対抗二次予選では全試合に先発し、本選でも大事な初戦に先発して勝ち投手になりました。また、侍ジャパン・社会人日本代表の一員として出場した9月のアジア競技大会でもエース格の働きと、順風満帆な1年目のようにお見受けしています。

第40回社会人野球日本選手権 準々決勝トヨタ自動車戦に4番手で登板した関谷 亮太投手(JR東日本)
関谷 亮太投手(以下関谷) 確かにここ一番の大きな試合では先発をさせてもらっていて、周りからはエースだと言っていただいているのですが、後ろには片山 純一さんという大きな存在がいるので…。投げ切れている実感はないですし、吉田 一将さん(現オリックス)(2013年インタビュー)が抜けた穴を埋めようとJR東日本に入ったものの、自分の中ではまだまだだと思っています。
――社会人1年目はどのようなテーマを持って取り組んでいるのですか?
関谷 フォーム的にはいいものを求めて、試行錯誤しながらやっているところです。ピッチングは、大学時代までは真直ぐとチェンジアップが、組み立ての主軸になっていたのですが、大学時代とは異なる速いスライダー、左打者なら食い込み、右打者なら逃げるボールなんですが、この球を覚えまして。
その精度を上げることも、年間を通したテーマにしています。他にも課題はたくさんありますね。
――堀井 哲也監督から角度がつけられるようになったので、チェンジアップが有効になったという話がありました。
関谷 僕は投手としては(180センチと)大きい方ではないのですが、フォーム的に角度はあるタイプなので、その特徴を生かせるよう、常に意識はしています。
――関谷投手はテイクバックの時にグラブを高く掲げるのが印象的です。
関谷 今くらい高くなったのは、大学4年の頃からだと思います。意識してそうなったのではなく、自然に今のカタチになりました。