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第25回 セガサミー 横田 哲投手 【後編】2014年12月02日
【目次】
[1]バッターが嫌がることを突き詰める
[2]バッターが立つと湧き上がる闘争心
[3]ストレートに立ち返り目指す理想
ストレートに立ち返り目指す理想

横田哲(セガサミー)
ひょんなことから左投げになり、思い切った行動で大学野球に進み、決死の覚悟で投げ込み社会人でも戦える武器を身につけてきた横田投手。サムライジャパンまで登りつめたこの先は、いったいどう自分を向上させていこうと考えているのか。
「ストレートの質を上げなければ社会人でやっていくのは厳しいと感じています。目指すのは“球速以上に速く感じるストレート”。要はストレートの質を上げたいと。
そのために今は50~60mの距離でライナー系のボールを投げています。それでリリースの瞬間、指先に体重をロスなく伝えられるように見直し中です。また、遠投をすることで、18.44mを楽に投げる感覚、もっといえば、構えているキャッチャーミットを突き抜けるイメージで投げられるようになります。」
自分の持ち味のひとつとして「ピンチの時はより一層集中することができる」という。
「より集中した時は、自分でもびっくりするぐらいコントロールがずば抜けてよくなるんです。いつも必ず、というわけではないのが難しいのですが(笑)、割合としたらけっこう多いんですよ」
このいざという時の集中力、そして今磨いているストレート。この2つがチェンジアップという武器に加えられた時、横田投手が今考えている理想のピッチングは完成する。
ちなみに、その理想へ一歩近づいたことは、9月2日の第40回社会人野球日本選手権大会関東代表決定戦の富士重工業戦で完封したことではやくも立証済みだ。
(インタビュー・伊藤 亮)