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第2回 Honda熊本 山中浩史選手2011年11月10日

不器用な方が最後に勝つ

"自分は不器用なので、反復練習しないと駄目なんです"

――肘(ひじ)を折り曲げるようなテークバックで、地面スレスレの位置から投げていますが、どんなイメージで投げていますか?

「山」 まず大事なことは、バランスですね。上と下のバランスが合わないと、アンダースローっていうのはどうしてもボールがいかないです。上と下のバランスが悪い時は、地面に手がつく時もありますし、そういう時は、下半身を使いきれていないから、腕も振れていない。
 だから、自分の場合は、いつもピッチングが終わったあと、必ずネットスローをやってバランスを確認しています。自分は不器用なので、反復練習しないと駄目なんです。
 野村(克也)さんがよく「不器用な方が最後に勝つ」っていうじゃないですか。自分もいつも同じこと(ネットスロー)を反復して、不器用という弱点をプラスに変えていく。だから、最終的に不器用な方が勝つのかなって思うんです。ある意味、不器用な方がいいところもありますよね(笑)。

――浮き上がるような軌道のストレートですよね。イメージとして参考にしている投手とかはいますか?

「山」 普通の上から投げるストレートとは違いますし、下から浮き上がるような感じなんで、自分の中ではストレートも変化球だと思っています。投げているうちの7~8割がストレートですし、それが自分の生命線ですね。
 同じアンダースローということで、渡辺俊介(千葉ロッテマリーンズ)さんとか、牧田和久(埼玉西武ライオンズ)さんとかをテレビで見ていると気になりますし、自分に合っているなと思うことがあったら、参考にすることもありますが、基本的には自分で考えながら独学でやっています。
 手は気持ち立てる感じで、捻って……。たまに教えてほしいとか言われることがあるんですけど、フォームは教えられても、ボールに力を伝える感覚はその人の感性になるので、難しいですね。

――ずばり、アンダースローの面白みを教えてください。

「山」 球速が遅いので、いかに速く見せるかですね。生涯最速は133キロなんですけど、自分の中では本格派だと思っています。ストレートで空振りを取って、しかもボールがバットの上を通る時が一番気持ちいいですね。


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