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第4回 新日鐵住金かずさマジック 山縣有輔選手2012年01月27日

【目次】
[1]2番手捕手だった大学時代、同級生から学んだもの
[2]7年ぶりに掴んだ都市対抗大会で感じた悔しさ
[2]勝てる捕手になるために日頃、考えていることとは?

勝てる捕手になるために日頃、考えていることとは?

"『お前じゃなきゃダメだ』という選手に"

――今はどんな選手になりたいとイメージして、野球に取り組んでいるのでしょうか?

「山縣」 自分自身のスキルアップに終わりはないので、どれだけでも上手くなりたい。1回から9回まで任せてもらえるキャッチャーになりたいと思ってるので、途中で代打を出されてるようじゃ正捕手とはいえないですし、『キャッチャーはお前じゃなきゃダメだ』という選手を目指していきたいです。

――投手や打者と違って、キャッチャーというのは、評価する数字が見えづらいポジションではありますよね。

「山縣」 そうですね、キャッチャーには打率や防御率といった明確な数字がなく、あるとしたら盗塁阻止率。だけど、それが試合にものすごく影響するかっていったら、そこまででもない。そうなると、やっぱりキャッチャーっていうのは、試合に勝つことが一番大事になると思います。
 そういう意味で、昨年は都市対抗に出られなくて、それが達成できなかったので、今年は、都市対抗出場を目指して、オープン戦から勝つことに対しては意識してやっていきたいです。

――“勝てる捕手”となるための大事な考え方とは、どんなことなのでしょうか?

「山縣」 技術を毎日練習するのは当たり前なんで、社会人として勝つためにどうするかっていうと、もっともっと考える力っていうのが重要になってくるんじゃないかなって思っています。それは、自分にも言えますし、チームにも言えると思う。
というのも、やっぱり野球って、他のスポーツと違って、常に動いてるスポーツではないですよね。サッカーやバスケットと違って、2時間半試合があっても、実際にボールが動いている時間は30分。1時間にも満たなくて、結局それ以外は止まってる時間なので、その時間で何をすべきかってのを自分としても、チームとしてもやっていこうと今、取り組んでいます。

――それは昨年の都市対抗予選での敗戦から気が付いたことでしょうか?

「山縣」 そうですね。何も考えずに打てるなら苦労しないけど、実際打ててないわけですし、その中でもどうやったら打てるかっていうと、自分が打席に立ってない間にピッチャーの球であったり、キャッチャーの配球の偏りやクセをみたり。守ってる間も次のボールがこうきたら、野手だったらこう飛んでくる。キャッチャーだったら、こう投げてこうしたいってのが、他のスポーツと違って野球ってあると思うので、そこの時間をもっと大切に使っていけたら、もっともっと自分自身もこのチームも強くなっていけるんじゃなかなって思います。

山縣有輔選手、ありがとうございました。考える習慣をつけることこそ、上達への近道。
2012年、山縣選手がリードする新日鐵住金かずさマジックの躍進に注目です!

【プロで活躍する主な新日鐵住金かずさマジックOBを紹介!】

下柳 剛投手(前阪神タイガース)
松中 信彦内野手(福岡ソフトバンクホークス)
渡辺 俊介投手(千葉ロッテマリーンズ)
森 慎ニ監督(石川ミリオンスターズ)

(取材・構成=編集部)

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プロフィール

山縣有輔
山縣 有輔(やまがた ゆうすけ)
  • 1986年、愛媛県生まれ。父親の転勤で小学校3年で佐賀県へ移り、その時期から野球を始める。そして、中学卒業後に東京へ引越し、早稲田実業高へ入学。

     中学まではピッチャーだったが、監督の勧めで高校からキャッチャーに転向。早稲田大へ進学したのち、09年に新日本製鐵株式会社に入社し、市民球団新日鐵住金かずさマジックでプレーする。
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