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第13回 JX-ENEOS 山岡剛 選手2012年09月18日
第83回都市対抗野球大会で、史上初10度目の優勝を果たしたJX-ENEOS。田澤 純一(現レッドソックス)のようなスーパーエースは不在で、若手投手の活躍で、得意のロースコアで勝ち上がった。若手投手陣を支えた正捕手・山岡 剛選手から今回の都市対抗、捕手の考え方を語ってもらいました。
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【目次】
[1]都市対抗を振り返る
[2]ENEOS投手陣を語る

都市対抗を振り返る

▲JX-ENEOS 山岡剛 選手
――都市対抗の中で5戦戦われて、一番印象に残っている試合はどの試合ですか?
山岡剛選手(以下「山岡」) やっぱり最後の決勝というのは印象に残っています。観客の人数も凄かったですし、盛り上がりという意味では一番ですね。
――リードしていて一番苦しかった試合はどの試合でしょうか?
「山岡」 決勝戦もしんどかったのですが、初戦のジェイプロジェクトの試合が一番苦しかったですね。初戦特有の空気もありますし、やっぱり相手が初出場なので、イマイチどういうチームが分からないという状況の中だったので、相手チームの投手が良いということは分かっていたので、ロースコアになるのは分かっていましたけど、きつかったです。。
――ロースコアの試合が続きました。
「山岡」 都市対抗に勝ち上がるチームはみんな良い投手ばかりですし、そんなに点が取れないと思っているので、優勝した前回の都市対抗でもそうですけど、ロースコアの試合はうちにとって良い展開だなと思っています。
――前回優勝した時の都市対抗と今回優勝した都市対抗は何が違いますか?
「山岡」 優勝した喜びは同じなのですけど、前回は田澤 純一(現・レッドソックス)という絶対的なエースがいて、田澤になんとか繋いでのイメージでしたが、今回はそこまで絶対的な投手はいない中で継投での優勝。苦労は今回がしましたね。
――4年前と比べると投手陣も若くなっていると思いますが、大会を通じてどうリードしていこうと思いましたか?
「大城」 前回は田澤、清見、広瀬の3人の絶対的な柱がいて、彼らのレベルは高かったので、投手はそれほど見なくても、打者の弱点を突くリードを考えればよかったですね。
でも今回は3人に比べるとどうしても落ちますが、各投手の良さを引き出すリードをしてければ、いけるんじゃないかという予感はありました。相手の打者も見るんですけど、それよりもうちの投手の良さを引き出すリードを重視していました。
――リード面で理想通りのリードが出来た試合はありますか?
「山岡」 どの試合も各投手の持ち味を引き出せるリードが出来ていたと思いますが、決勝戦で補強選手の鶴田 祥平(三菱重工横浜)が初登板しましたが、鶴田はあまり調子がよくなくて、今まで登板がなかったのですけど、鶴田の良さは僕なりに理解していたので、上手く引き出せたことですね。

- 山岡 剛
- 1983年9月9日、神奈川県出身。
- ポジション:捕手
- 日大高高校-早稲田大学-JX-ENEOS
- 2008年は田澤純一とバッテリーを組んで一度目の優勝を経験。そして2012年、若手投手の持ち味を引き出して2度目の優勝を経験した。