選手名鑑

川端 崇義(JR東日本)

川端 崇義

川端 崇義

所属チーム:
JR東日本
所属都市:
東京都
球歴:
東海大相模 – 国際武道大
ポジション:
外野手
投打:
右/右
身長:
176cm
体重:
80kg
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  • 寸評
     決してプロ入りの気持ちを諦めていなかった。万年、ドラフト候補として注目されながら、指名はなかったJR東日本の川端 崇義。走攻守三拍子揃った外野手として高い評価をしていた。ただプロ側はあまり高い評価をしていなかったのか、縁がなかった。5年目を迎え、普通ならば社会人10年選手の道を歩んでいく選手になっていくと思ったが、オリックスから8位指名。彼は待っていたかのように入団を決めた。高齢で、即戦力として活躍が求められるが、安定して実力を発揮出来る年齢になり、一年目から一軍で勝負していく選手ではないだろうか。

    (打撃)

     彼は打てるコース・対応出来る球種が多いのが利点。内外角に柔軟に対応出来るタイプであり、状況に応じたケース打撃も出来て、1,3番の経験もあり、試合の流れを掴んで出塁すべきか、繋ぐべきかを理解している。それでいて本塁打にするパンチ力があり、8位ならば十分お釣りがくる選手であるといえる。

     オープンスタンスで、グリップの高さは耳の同じ位置ぐらいセットして、予め引いております。どっしりというほどでありませんが、腰が据わっており、鋭さを感じさせてくれる構えである。彼は投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、足を回しこんで上げていきます。トップは捕手側方向に引かれているので、体が奥に入りすぎることはない。右ひじの畳み方も良く、インコースの捌きは悪くない。インパクトまで最短距離でバットを振り出すことができている。スイングは鋭く、目線がぶれることが少ないので、軸も安定した打ち方になっている。

     ヘッドスピードの速さは標準レベルだが、完成度の高い打撃フォームをしており、プロの投手に対しても早く順応出来るのではないだろうか。全く棒にも箸にもかからない選手ではない。かといって、新人王クラスの活躍を見せるとは言い難いが、大きな欠点は少ないので、欠点が多い打者に比べると成長の見込みがあるといえる。

    (走塁・守備)
     
     塁間タイムは4.2秒~4.3秒で駆け抜ける俊足。盗塁を仕掛けることはなかったが、相手の隙を見て、積極的に仕掛けられる選手である。

     都市対抗ではレフト。打球に対する反応、守備範囲の広さは標準レベル。名手というほどではなく、率なく守る選手である。地肩の強さも標準レベル。実際に見た試合ではダイレクト返球もあり、実戦的な送球は期待出来る。名手というほどにはならないが、外野手としてならばどのポジションを守れる可能性はありそうだ。
    将来の可能性
     彼のようなバランスが取れた選手が評価されずに指名漏れしてきたのは球団側に引っ掛かる点があったのだろう。バランスが取れている。悪く言えば特徴がない選手ともいえる。 彼のような選手がプロの世界で生き残るならば、状況判断が出来る走塁・打撃といった実 戦的な術が出来る選手になってくる。川端は技術的な面では問題がないし、走塁・守備もプロ入りしていった外野手と比べても見劣りする点はなく、ポテンシャルはあっても技術的に荒削りな外野手よりもプロのレベルに順応しやすいといえる。

     個人的な評価としてもう少し早くプロの世界に入るべき選手であったと思う。8位という低い評価ながら、プロ入りを決めた彼のチャレンジ精神は買い。競争はかなり厳しいことが予想されるが、一年目は50試合~70試合の出場を目標にしていきたい。
    情報提供・文:2012.01.08 河嶋 宗一

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