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友永 翔太(日本通運)

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- 寸評
- 内田翔太と聞いて、あっ思い出す方も多いのではないだろうか。高校時代、大田(巨人)、角(元ロッテ)とともに、活躍したプレーヤー。東海大相模のアグレッシブベースボールの申し子で、送球が弱い一塁手を見抜いて、二塁から一邪飛でタッチアップを切った判断能力の高さが光っていた。そして6年経って友永はドラフト候補に挙がっていたが、やはりこの世代の東海大相模の戦士たちの中でも最も鋭さを感じさせる選手だった。あれから6年経って、走攻守すべて鋭さが増した選手となっていた。
(打撃)
小回りが利いていて、打撃の完成度が高いのが特徴。選球眼も高く、高い出塁率が見込める選手。泥臭さがあり、甘い球を見逃さない鋭さ、積極性も魅力。ベースとなる基本技術、タイミングの取り方もしっかりしているが、イケイケの思い切りの良さがあり、波に乗せたら止められない勢いがあるのが友永なのだ。
スタンスはオープンスタンス。グリップは肩の位置に置いて背筋を伸ばしてバランス良く構えることができている。投手の足が下りたところから始動を仕掛ける。仕掛けのタイミングは早く、しっかりと足を上げて間合いを測っている。仕掛けが早く、一早く振り遅れないように、工夫を取っている。
間合いを測りながらしっかりとタイミングを取り、インステップ気味に踏み出す。オープンスタンスで懐を開けて内角にも対応が出来るようにして、コースによって、インステップになったり、アウトステップになりッタ利得風を行っている。トップの動きを見ると捕手方向に引いていき、グリップが後ろに入りすぎずにバックスイングを取ることができている。トップからインパクトまでロスのないスイング軌道となっており、見てきた打席では的確にボールを捉えることができている。そして彼の特徴としてインパクト時の押し込みが強いこと。またスイング軌道が縦なので、捉えた時の打球の角度が高い。
フォロスルーまでしっかりと振り抜くことができており、目線の位置もぶれずに振り抜くことができていた。上半身と下半身の動きが連動しており、力強いスイングができている。
(守備・走塁)
一塁までの塁間タイムは測ることはできなかったが、三塁打のタイムを測ったときは、塁間11秒05と非常に早いタイムを計測することができている。
打球に対する反応は速く、バックホームから投げ込んだ送球は中々の強肩。肩の強さは中々である。 - 将来の可能性
- 打撃の積極性、完成度の高さ、走塁技術、守備の基本能力の高さは即戦力級で、特に大舞台で動じない積極性と高確率でボールを捉える技術の高さは中日の外野手陣にすぐ割り込んでいく選手ではないだろうか。この選手を確認する機会は少なかったが、それでも潜在能力の高さは十分に伺うことが出来た。
高校時代から何かと目敏さがある選手で、東海大相模が目指すアグレッシブベースボールを一番実践できていた選手だった。巻き返しを図る中日ドラゴンズにとっては、今の外野手陣を刺激させるこの上ない選手だろう。
1年目から50試合~100試合前後、打率.250前後、10盗塁は期待してみたい。 - 情報提供・文:2015.02.21 河嶋 宗一
- 短評
- 俊足巧打の外野手。今年は新日鐵住金かずさマジックの補強選手として出場。無駄が少ない打撃フォームから広角に打ち分ける打撃が光る。
- 情報提供・文:2014.10.23 河嶋宗一
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