2013年07月12日 東京ドーム

JX-ENEOSvsNTT西日本

第84回都市対抗野球大会 1回戦
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全力疾走でファーストへ向かう宮澤

NTT西日本の吉元の完璧なフォーム!両者の全力疾走も光る

 社会人野球の醍醐味は全力疾走である。
高校や大学の監督がいくら「うちのモットーは全力疾走です」と言っても、私が全力疾走と認定する打者走者の各塁到達タイムに及ばないことが多いが、社会人の試合でそういうことは少ない。この試合でも全力疾走の目安「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12.3秒未満」をクリアしたのはJX‐ENEOS=5人7回、NTT西日本=4人6回と上々で、反対にアンチ全力疾走の「一塁到達5秒以上、二塁到達9秒以上、三塁到達13秒以上」は1人もいなかった。こういう試合を見たときは最高に気持ちがいい。

投手ではNTT西日本の先発、右腕・吉元一彦がよかった。安部建輝(DeNA)とともに社会人デビューした09年のスポニチ大会ではストレートの球速が145キロに達し目を引いたが、左肩上がりに加え、左肩の開きが早く、ストレートが高く浮く傾向があった。

しかし、この日の吉元は投球フォームにつける文句は1つもなかった。内側からヒジを上げていくバックスイングが素晴らしく、左肩上がりがまったく見られず、早い体の開きもない。ストレートの球速が最速142キロと平凡でも(確認できたのは1球だけ)ボールの出所が見づらく、さらに球持ちがよくリリースポイントも捕手寄りなので、前年王者のJX‐ENEOS打線でも攻略にはてこずった。

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