2013年11月01日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

JR東海vs室蘭シャークス

第39回社会人野球日本選手権 1回戦
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秋葉 知一投手(JR東海)

東海勢最後の砦

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いずれも強豪チームだが、接戦を演じながら全て1点差で初戦敗退。JR東海は登場した時点ですでに東海勢最後の砦となっていた。

 JR東海の先発左腕・秋葉 知一は球威ではなくキレとコントロールで勝負するタイプ。ストレートは130キロをわずかに超える程度だがコースと高さを間違えない。
「両サイドの出し入れを意識しました。のらりくらり緩急使って、ベテランのような投球をイメージしました」と“いかにも左腕”という投球でアウトを重ねて行く。

 室蘭シャークスも先発は左腕の瀬川 隼郎。秋葉が「僕は瀬川君のように球速くないんで」と話したようにストレートが持ち味。JR東海・青山監督が「ビデオで観て苦戦するのはわかっていた。いいピッチャーですね」と警戒していた通り、右左関係なく球威で抑え込んでいく。

 先にピンチを背負ったのは室蘭シャークス・瀬川。3回、JR東海の9番・高廣 英輝にヒットを浴びると盗塁に悪送球が重なり三塁に進まれる。一打先制のピンチだったが2番・佐藤 大将を空振り三振に打ち取り無失点で切り抜けた。6回にも2本のヒットで二死一、三塁とするが代打・鈴木 宏明を追い込むと際どいコースにストレートを続け最後は外の変化球で空振り三振。7つ目の三振を勝負所で奪った。

 快投を続ける秋葉は、得点を許さないどころか二塁すら踏ませない。コースへの投げ分けときっちりした組み立てで室蘭シャークス打線を翻弄。打たせて取る投球を続けながらも奪三振数は7回終了時にイニング数と同じになっていた。8回もサードゴロ2つでテンポ良く二死を奪うがここから8番・井川 直人、9番・度会 隆文に連打を浴び初めて得点圏にランナーを背負う。

「秋葉は春からチームの柱として中心になってやってくれている。代えるつもりはなかった」という青山監督はこのピンチに自らマウンドに行き「代えないからな。お前で最後まで行くから」と声をかける。

 二死一、二塁、カウント2ボールから1番・加藤 功巨は痛烈なライナーを放つ。誰もがレフト前に抜けたと思った当たりをサード・佐藤大がジャンプし腕を伸ばしダイレクトキャッチ。ビッグプレーで試合の均衡を保った。

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