2013年11月05日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

富士重工業vs三菱重工神戸

第39回社会人野球日本選手権 準々決勝
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第39回社会人野球日本選手権特設サイト

先発の柳沢(富士重工業)

逆方向を徹底!富士重工業がエース東明なしでも完封勝利!

 第3試合の富士重工業三菱重工神戸・高砂の対決。富士重工業が試合の主導権を握る。まず1回表、富士重工業の先発・柳澤 一樹が無失点に抑える投球を見せると、打線は三菱重工神戸・高砂の先発・安井 亮輔から捉える。

1回裏、1番日置 翔兼は直球を打って左前安打、2番小川 信は犠打、3番金山 隆一は左前安打、4番林 稔幸の場面で、金山が盗塁。一死二、三塁となって、林は右前安打。打球が大きく跳ねて、ライトの頭を超えて、これで二者生還。二死二塁となって、6番金田 祐司が変化球を捉えてライト前へ落ちる二塁打でさらに1点を追加。さらに4回裏にも二死二、三塁。小川が右前適時打を放ち5対0とする。
富士重工業の水久保監督は5得点の攻撃内容を評価。
「打線には逆方向への徹底をしていました。それが初回に出たので、リズムに乗りましたね」

 強いチームは逆方向への徹底をしっかりしている。また4番林から右打ちのヒットが出るのが素晴らしい。ただ水久保監督は打撃については林に任せているようだ。
「林はチームの顔ですから、特に指示を出すことはありません」
本人に任せているが、大事な場面で右打ちで打線を稼ぐ。これが勝負強い4番というものだろう。打線の援護をもらった先発の柳沢は140キロ台のストレート、スライダー、フォークが決まって5回無失点の投球。
「今日はスライダー、フォークが良かったと思います」
と振り返る柳沢。しっかりと仕事を果たして、6回から左腕の畠山 太につないだ。

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