2014年07月26日 東京ドーム

JX-ENEOSvsJR東日本

第85回都市対抗野球大会 準々決勝
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接戦で負けなしのJX-ENEOS、準決勝進出!

 今のJX-ENEOSを接戦で凌ごうと思っても無理である。
都市対抗は1213年と連続優勝を飾り、もう1つの大舞台・日本選手権では12年に優勝している。つまり12~13年はJX-ENEOSが絶対王者として君臨していたということである。過去2年の都市対抗のスコアを見ていこう。

◇2012年
 1回戦/対ジェイプロジェクト2対1  2回戦/対セガサミー2対1
 準々決勝/対パナソニック9対5    準決勝/対NTT東日本4対2
 決勝/対JR東日本6対3

◇2013年
 1回戦/対NTT西日本3対2      2回戦/対JR北海道8対5
 準々決勝/対東京ガス4対3     準決勝/対東芝7対1
 決勝/対JR東日本3対1

 10戦して1点差が4試合、2点差が2試合、3点差が2試合で、4点差以上のゲームは2つしかやっていない。さらに対戦相手は2年連続決勝で激突したJR東日本以外はすべて違う顔ぶれである。
あらゆる接戦を経験し、それを乗り越えてきたのがJX-ENEOSというチームなのである。重ねて言うが、そういうチーム相手に接戦で凌ぐことは至難の技と言っていい。

 そういう前提でこのゲームを振り返ると非常にわかりやすい。
2回表、JR東日本は2死一、二塁で9番東條航がライナーでレフトスタンドに放り込んで先制の3点を奪う。
接戦はダメ、という前提でこの展開を見るとJR東日本ベンチはこれで勝機を見出したのではないか。

 しかし、3点差は安全圏ではない。満塁ホームランを打たれても勝ち越されない4点差が安全圏。そういう意味から言ってもあと1点がほしい。
ところがそれがなかなか入らない。3回は2死走者なしから4番松本晃が左中間に二塁打を放つが後続が打ち取られる。5回は2死一、三塁、6回は2死一、二塁のチャンスを作るが、ここも相手投手陣に凌がれる。

 そうこうしているうちにJX-ENEOSの反撃が始まる。
6回裏、先頭の田畑秀也が中前打で出塁。9番日高一晃は定石通りバントを試み、これがプッシュ気味になってショートの定位置あたりに飛ぶが、遊撃手の東條航は二塁カバーに向かっていたためそこはガラ空き状態。この無死一、二塁の場面で1番渡辺貴美男が確実にバントで送って二、三塁、そして2番高橋奉文の二塁ゴロで1点を入れる。

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