2014年11月04日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

日本通運vsバイタルネット

第40回社会人野球日本選手権 2回戦
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「日本一を置き土産に」俊足・友永、5打数5安打

5打数5安打の友永選手

 右中間を破ればボールが中継に戻ってきた時には三塁に到達している。一、二塁間への弱い当たりは内野安打に変える。当たり損ないのサード内野安打で出塁した直後には初球に難なく盗塁を決める。50m5.8秒の俊足を持ち、中日ドラゴンズからドラフト3位指名を受けた日本通運・友永翔太が5打数5安打4打点の大活躍でチームを大勝に導いた。

 見せ場はいきなり訪れた。バイタルネットに1点を先制された初回の攻撃、日本通運はデッドボールで出塁した1番・浦部剛史が2番・小甲和駿の打席でフルカウントからスタートを切るが結果は三振ゲッツーという最悪の形に終わりチャンスはしぼんだかに見えた。

 二死走者無しで打席に入った3番・友永は「ツーアウトだったんで大きいの狙ってました。カウントも2ボールになって狙ってたスライダーが来たので」とセンターの頭上を越えるフェンス直撃のスリーベースヒットを放つ。

 4番・松本雅俊の4球目をキャッチャーが弾くと判断よくスタートを切り生還。友永1人で同点に追いついた。

 この場面を試合後、藪監督は「初戦は入りが難しい。1点取られてイヤだった。ランエンドヒットがああいう形になった後、友永がスリーベースヒットで出てくれてすぐ1点取ってあれでチームが落ち着けた。あれがなかったら接戦になる流れだった。あの1点がすごく大きかった」と絶賛した。

プロ野球ドラフト会議2014特設サイト

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