2014年11月07日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

トヨタ自動車vsJFE東日本

第40回社会人野球日本選手権 3回戦
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トヨタ自動車、投打がっちり

本塁打を放った樺澤健(トヨタ自動車)

 6対1というスコア以上に試合内容はトヨタ自動車の完勝だった。 初回、無死満塁の絶好機を逃し2回に先制を許すが4回に4番・樺澤健のホームランで同点とする。5回に多木裕史と瀧野光太朗のタイムリーで2点の勝ち越しに成功すると、終盤にはJFE東日本のリリーフ陣に6安打を浴びせさらに3点を追加。計15安打を放ったが、その火付けとなったのは同点に追い付いた4番の一発。

 田中監督も「4番が打つとベンチも盛り上がる」と話し、4回以降の安打数は0対12と圧倒。中盤以降は完全に試合の流れを支配した。トヨタ自動車のスタメンは東京六大学野球連盟で活躍した選手がズラリと並ぶ豪華な布陣。そんな中、4番を任されたのは多数のプロ野球選手を輩出しているものの全国的な知名度はそれほど高くない東京農業大学出身の樺澤。河合 完治、瀧野、木下 拓哉との競争に打ち勝って4番の座をつかんだ。

樺澤について田中監督は「長打力持ってるし後輩が入ってきてリーダーとしてやろうとしているのが見える。年も上で責任感出してくれるんじゃないかな。技術的にも詰まらなくなった。強い打球が打てるようになった。(4回のホームランも)以前の樺澤なら打てない」と厚い信頼を寄せ、成長を認める。

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