2014年11月10日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

セガサミーvs日本生命

第40回社会人野球日本選手権 準々決勝
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完封勝利を収めた横田哲(セガサミー)

 先に援護をもらったセガサミーの横田だが内容では清水よりも苦しんでいた。
3回以降は計7安打を浴び毎回のように得点圏にランナーを背負う。それでもスピードは140km/h台後半が出るわけではないが「持ち味です。自信を持って投げました」と右打者のインコースを突く。

 そして、果敢に攻めたからこそ生きるのが変化球。試合後、横田の右打者に対するインコースへのストレートについて聞かれた日本生命・十河監督はその威力を認めた上で「それと落ちる球と両方と」と付け加えた。

 最初の2打席はスリーベースヒットとフォアボールと結果を残したが第3、第4打席は連続三振に倒れたオリックスからドラフト指名を受けた日本生命の小田裕也は「気持ち的には逆方に打とうとしてるんですけど角度あるピッチャー。左のインコースにチェンジアップも投げてくるんで頭にちらつきました」とやや横振りのフォームで投げるサウスポーに対する左対左の難しさに言及した。

 横田は「球速よりも質を上げようと思ってます。今まで横回転で投げることが多かったので縦回転で。下半身の力が伝わるようにと意識を変えました」と磨いたストレートで完封勝利。

「気持ちで投げるピッチャー。強気のピッチング良かったですね」と就任1年目の初芝監督を喜ばせた。

 わずかに及ばず決勝進出を逃した日本生命。前年のドラフトで一気に4人が指名され主戦投手2枚に主砲と正捕手が抜けてのベスト4はチーム力の高さの表れだが、小田は「優勝目指してたので、素直に嬉しいとは言えないですね」と満足感より悔しさを滲ませた。

 来年から本拠地となる京セラドームについては「外野手的には広いので守りやすい。社会人1年目の時から外野も打席も相性いい、やりやすいと感じてましたし楽しみです」とプロ入り後の活躍を誓う。

 この試合は日本生命の先発・清水の初球をセガサミーの1番・政野 寛明が弾き返し、センター・小田がスライディングキャッチで好捕するところから始まった。俊足自慢の小柄な外野手が京セラドームのフィールドを駆け巡る日はそう遠くない。

(文=小中 翔太)

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