2014年11月11日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

トヨタ自動車vsセガサミー

第40回社会人野球日本選手権 決勝
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若手の成長と佐竹の好投でトヨタ自動車が3大会ぶり4回目の優勝

敢闘賞・横田哲(セガサミー)

 今大会、33試合中1点差ゲームが16試合、入場者数は昨年より4万8千人増え史上最多となる15万2千人を記録。実力伯仲の好ゲームが続いた大会を絶対的エース・佐竹功年を擁するトヨタ自動車が制した。

 今大会3試合に投げ無失点と完璧なピッチングを続けていた佐竹はこの日も安定感抜群。高さとコースを間違えずにきっちり突き、セガサミー打線の印象を「ヒットはそんなに多くないんですけど、少ないチャンスをものにする。足の速い選手も多いので1人1人アウトにとって行こうと思ってました」と話していたキャッチャー・木下 拓哉の好リードもあり前半5回を散発2安打6奪三振で無失点に抑える。

 しかし、打線もセガサミーの先発・横田哲を攻めあぐねる。横田は前日の準決勝で149球を投げていたが「コンディションは昨日より良かった。張ってもなかった。いい感じに入れた」と5回までわずか1安打ピッチング。両先発の好投が続き互いに無得点のまま試合は後半戦へ進む。

 グラウンド整備による中断をはさみ2度目の立ち上がりとも言える6回、トヨタ自動車がついに横田から得点を挙げる。先頭の7番・亀谷信吾がセンターの右を抜けるスリーベースヒットで出塁すると、8番・木下が2ストライクから低めの難しいチェンジアップをしぶとくレフト前に運び1点を先制。「(亀谷に打たれたスリーベースヒットは)整備後だったんで先頭しっかり抑えていこうと慎重に行き過ぎた結果、真ん中に入ってしまいました。(木下に打たれたタイムリーは)追い込んでたんでもうちょっとボールでも良かった」とこの場面を振り返った横田はこの回限りでマウンドを降りる。

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