2015年10月30日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

西濃運輸vsカナフレックス

第41回社会人野球日本選手権 1回戦
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チームを勝利に導いたサイドスローの技巧派エース

9回を投げて3失点の大西 健太(カナフレックス)

 3度目のチャンスで西濃運輸がようやく先制点を挙げた。

 初回は東名 真吾がヒットで、2回は阪本 一成がツーベースヒットで先頭打者が出塁し次打者が送りバントを成功させチャンスを広げる。

 しかし、カナフレックスの先発・大西 健太の前にあと1本が出なかった。初回は3、4番が倒れ、2回は一死三塁から前進守備のため藤中 謙太郎のセカンドゴロで阪本は自重。130km/h中盤のストレートを軸にランナーを出してからが強い大西を攻めあぐねていた。

 それでも3回は一死から東名が2打席連続となるヒットで出塁すると中村 優太がライト線へツーベースを放つ。東名が快足を飛ばしてバックホームより一瞬早く滑り込み先制点を奪った。送球間に中村は三塁に進み、追加点のほしい場面だったが、ここでも3、4番のバットから快音は聞かれず。

 すると4回、カナフレックスの2番・山内 慎之介が放ったフェンス際の大きな当たりにレフト・黒水 大輔が追いつくも捕球出来ず。二塁にランナーを背負うと続く深瀬 幹太の三遊間への当たりにショート・東名が一塁へ悪送球(記録は内野安打と失策)。

 先発したサイドスローの佐伯 尚治は球速こそ130km/h前後ながら高さを間違えないコントロールとスライダー、シンカーの出し入れで序盤3回をパーフェクトに抑えていたが、ミスが重なって山内が生還し試合を振り出しに戻された。

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