2015年11月03日 京セラドーム大阪(大阪ドーム)

三菱重工神戸・高砂vsJFE東日本

第41回社会人野球日本選手権 1回戦
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投打のかみ合う勝利

西岡武蔵(三菱重工神戸・高砂)

 投打のかみ合う試合内容で三菱重工神戸・高砂が勝ち切った。

 3回、JFE東日本の好投手・幸松 司から一死一、二塁のチャンスを作ると3番・黒川 栄次がレフト前にタイムリー。「ベテランですし、ここというところで頼りになります」富 光男監督が信頼を寄せる経験豊富な黒川の一打で先制すると、4番・池田 隼人がセカンドフライに倒れた後、今度は高卒1年目のルーキーが大仕事をやってのける。

「どうにかしようと必死でした」と初々しい表情の西岡 武蔵が抜けた感じのカットボールを逃さずにレフトオーバーの2点タイムリーツーベース。都市対抗では緊張もあって消極的になっていたが、日本選手権では2回先頭の第1打席に結果はサードゴロに倒れたものの積極的に初球からスイング。

 5番で起用した富監督の期待に応えた。「あの3点で楽になったし向こうは焦り出す最高のパターン。その後に1点取れてたらうちとしては100点満点でした」3回に3点を先制した後も4回一死二塁、5回二死一、二塁、7回二死一、二塁とチャンスは作ったがJFE東日本の必死の継投の前に得点ならず。

 富監督は試合を決める追加点が奪えなかった攻撃を反省材料に挙げていたが先発・守安 玲緒にとっては3点あれば十分だった。

 9回を被安打5、全てシングルヒットに抑え与えた四球は1つだけ。立ち上がりに一死二塁からのセカンドゴロでランナーを三塁に背負ったが2回以降は二塁する踏ませず10奪三振で完封勝利。球威は最後まで落ちず、キャッチャーの森山 誠も好リードに加え、盗塁を2つ刺しエースの完封劇をアシスト。バッテリーを中心とした守りで反撃の機会を与えず序盤に挙げた3点を守り切った。

 見事初戦を突破した三菱重工神戸・高砂だが、昨年は準優勝することになるセガサミーに敗れ初戦敗退。今年、再戦するとしたら決勝の舞台となる。次戦の相手は富監督が野武士軍団と評した伯和ビクトリーズ。「どう防ぐかというより力でねじ伏せるしかない」仕掛ける野球を正面から受け止める。

(文=小中 翔太)

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