2016年07月20日 東京ドーム

日立製作所vs三菱重工神戸・高砂

第87回都市対抗野球大会 1回戦
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日立製作所が土壇場の12回裏に逆転勝ち!

 先発・守安玲緒(富士大卒29歳)が延長13回を投げ抜いた三菱重工神戸・高砂に対し、日立製作所は4人の継投で凌いだ。

 守安は1回裏、4番林稔幸(立正大卒37歳)に対して初球から4球目までがフォークボールという極端な配球をして驚かしてくれた。こんな組み立てで最後まで投げられるのかというのはこちらの杞憂で、中盤からはストレートを基本にした配球に変わり、序盤のフォークボールの刷り込みによって日立製作所打線のストレートに対する踏み込みが甘くなったことは確かだろう。

 先制点を挙げたのは三菱重工神戸・高砂。5回表、先頭打者がショートのエラーで出塁、これをバントで送ったあと9番打者が死球で歩き一、二塁。この局面で打席に立った1番石上輝幸(京都成章高卒28歳・中堅手)は2ストライクになるまで普通に足を上げてタイミングを取っていたのが、2ストライク後は小さなすり足でタイミングを取るミート打法に変わっていた。

 2ストライクを取られたあとボールを1つ挟んでファール3つで粘り、7球目の135キロのストレートをコンパクトなスイングで叩くと打球は右中間を深々と破り、二塁走者に続いて一塁走者も生還した。

 日立製作所の梅野無我(国際武道大卒27歳)がこの5回限りで降板し、2番手に起用されたのが元西武の山本淳。最速148キロのストレートを前面に押し立てる力のピッチングで2イニングをノーヒットで抑えるのだが、この山本が三菱重工神戸・高砂打線を完全に沈黙させたことで日立製作所のベンチに「今日は勝てるかもしれない」という気分が生まれたように思う。それほどそのピッチングには安定感があった。

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