欧州野球紀行

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第8回 ハイレベルのスペインリーグに挑戦中!2014年06月27日

スペインリーグとは?

 なぜ、そういうことが起きるかと言うと、昔、中南米がスペインの支配を受けていた影響で、中南米からスペインに渡る人が多く、就労経験や居住歴があったりするため、中南米出身であるにも関わらず、スペインとの二重国籍を有する選手がたくさんいるからです。
 もちろんWBCでは国籍はそこまで問わないので、ある意味では少しでもスペインにかすっていれば代表に入れるというところでしょうか。

 スペインリーグを見ても同様で、各チームに中南米の選手がたくさん所属していますし、アメリカのマイナーリーグでのプレー経験がある選手も各チームに3、4人くらいはいるでしょうか。
 うちのチームのベネズエラ人投手は、昨年までシカゴカブスの3Aで藤川 球児投手と一緒にプレーしていた最速160km/h右腕です。

 私のチームには、ベネズエラとドミニカ出身の選手が4名ほどいますが、彼らはスペイン国籍も持っているため外国人扱いになりません。リーグの規定で外国人は3人までしか同時に試合に出られませんが、外国人扱いにならない中南米の選手をたくさん有するチームは必然的に強くなるという構図になっています。

 さらには、中南米出身であれば、2シーズンスペインリーグでプレーすれば、スペイン国籍を取得できるという話も聞きました。このような経緯から、スペインリーグは中南米の選手を中心としたリーグと言えるかと思います。

 2部リーグの状況は分かりませんが、日本人選手は私以外には皆無です。日本人にとってスペインリーグというのは、少し敷居が高いのかなという感覚もあります。
 それはやはり言葉、コミュニケーションの問題でしょうか。スペインリーグの各チームが日本人を獲らないのはそれが理由だと聞いたこともあります。

 私はここ10年ほど海外でのプレー経験がありますので、海外の野球の仕組みや、練習や試合の進め方は分かっているつもりですし、幸運なことに英語が話せます。チームでのミーティングはもちろん全てスペイン語で、色んな人種が混在しているので、どうしてもコミュニケーション能力が必要とされます。
  英語には少なからず親しんできた日本人にとって、アメリカでプレーするよりも難しい環境なのかなと思いますし、スペイン語の世界であるからこそ、少なくとも英語は話せないと難しいかと思っています。

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