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第34回 デレク・ジーターが今季限りで引退2014年02月17日
今週のWeekly TOP5! 今週はこの野球ネタで盛り上がれ!
プロ野球のキャンプは3クール目に突入!期待の若手、ルーキーの活躍。そして名選手が今季限りの引退を決めた1週間でした。2/10~2/16のニュースをチェック!
【目次】
[1]5位 横浜DeNA期待の星・北方悠誠が紅白戦で152キロを計測! / 4位 ロッテのドラフト1位・石川歩が無失点デビュー
[2]3位 アレックス・ラミレスが群馬に入団/ 2位 韓国を代表する右腕・尹 錫珉がオリオールズと契約!
[3]1位 デレク・ジーターが今季限りで引退!
5位 横浜DeNA期待の星・北方悠誠が紅白戦で152キロを計測!

横浜DeNA期待の星・北方悠誠が紅白戦で152キロを計測!
横浜DeNAの北方 悠誠投手が2月11日(火)の紅白戦で登板。最速152キロのストレートを軸に無失点に抑える好投を見せた。
将来のクローザー候補として期待される北方。高校(唐津商)時代は甲子園で最速153キロを計測。2011年に1位指名で入団した。この時、球団は横浜DeNAベイスターズとしてスタートを切ったばかりで、新生ベイスターズの第1期生のドラフト1位でもあった。大きな期待をかけられた1年目はファーム6試合登板。防御率6.91に終わり、プロの壁を痛感した。2年目は持ち味の剛速球をより磨きをかけ、9試合で防御率1.72、21奪三振。奪三振は投球イニング(15回3分の2)を上回り、三振が取れる豪速球右腕として着実にステップアップしていた。ただ課題は15四球を与えた制球力。
昨年のオフ、球団は北方をアジアウインターリーグに派遣した。ウインターリーグは11月末~12月前半に開催され、韓国、台湾、ドミニカ共和国の3チームとリーグ戦を行い、優勝を争う大会。オフにはない緊張感のある戦いの中、北方はNPBの若手選手とともに腕を磨いた。そこで150キロを超える剛速球を連発。最速は158キロもマークしていた。指にかかったときの150キロを超える速球は横浜DeNAの抑え・山口 俊に匹敵するほどの球威だった。ストレート以上に面白いのが打者の手元で急激に曲がるキレのあるカットボールとスライダー。速球と2種類の変化球とのコンビネーションがはまれば、なかなか打てない投手である。
ウインターリーグでの活躍により、中畑清監督は中継ぎエース候補として北方の名を上げた。開幕一軍を掴むチャンスとして春季キャンプに臨んだものの、なかなか状態が仕上がらず、二軍行きも示唆された。生き残りをかけて臨んだ11日の紅白戦では1回無失点の好投を見せた。まだ四球、死球を簡単に出してしまう制球力に課題はあるものの、大成することを願って我慢強く見守っていきたい投手である。
<北方 悠誠選手の球歴>
唐津商業高、横浜DeNAベイスターズ(2012年~)
第93回全国高校野球選手権大会出場
第9回AAAアジア野球選手権大会日本代表
4位 ロッテのドラフト1位・石川歩が無失点デビュー

ロッテのドラフト1位・石川歩が無失点デビュー
2月13日(木)、千葉ロッテのドラフト1位・石川 歩投手が紅白戦に先発。2回を投げて1安打無失点3奪三振と好投を見せた。
即戦力として期待される石川。ドラフト候補として注目されたのは大学(中部大)時代の2008年大学選手権だった。リリーフでの登板で最速146キロを計測。細身ながら鋭く腕が振れる本格派右腕としてスカウトの目に留まる。以降、エースとして活躍し、プロ入りも期待されたが、プロ志望届けを出さず、東京ガスに入社。
入社1年目から活躍し、都市対抗の初戦(伯和ビクトリーズ戦)で先発を任された。初回に三者三振を奪う好スタートを見せたが、その後、打ち込まれ、3回3失点でノックアウト。屈辱を味わった。2年目は都市対抗出場なし。ドラフト指名もなかった。これが、石川を変えるきっかけになった。
勝負の3年目となった2013年。石川は主戦投手として活躍し、都市対抗に出場した。初戦は7回1失点の好投を見せ、2年ぶりの初戦突破に貢献。前回出場時のリベンジを果たした。2回戦でも8回無失点の好投を見せた。
1年目は140キロ前半の速球とスライダーを組み合わせながらも、ボールが全体的に高く、打ち込まれることが多かったが、3年目には投手として大きな成長を見せていた。最速140キロ後半の速球、スライダーに加え、シンカーをマスターし、投球の幅を格段に広げた。勢いに任せて投げていた1年目と比べると、どのコースに、どの球種を投げれば打者を抑えられるのか、考えながら投げているのが伝わってきた。階段を一歩ずつ登っていたのである。
都市対抗での投球で、スカウトの評価は急上昇。石川は東アジア競技大会で初の日本代表に選ばれた。直前の練習試合で最速150キロを計測。大会では4試合に登板し、優勝に貢献した。都市対抗と国際大会の活躍により石川はドラフト1位候補にリストアップされるまでになった。そして10月24日のドラフト会議で千葉ロッテ、読売巨人の2球団から指名を受ける。抽選で千葉ロッテが交渉権を獲得し、入団した。
千葉ロッテの課題は先発投手。昨年は規定投球回達成者、二桁勝利が一人もいなかった。チームは石川に先発ローテーションに入ってもらいたいと願っていることだろう。埼玉西武のエース・涌井 秀章も入団した。石川と涌井が活躍すれば、昨年以上の投手力で勝負できる。ドラフト1位に相応しい活躍を見せられるか注目していきたい。
<石川 歩選手の球歴>
滑川高、中部大、東京ガス、千葉ロッテマリーンズ(2013年ドラフト1位指名)
2011年・2013年都市対抗出場
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