第63回 第10回BFAアジア選手権 日本代表、準優勝に終わる2014年09月08日

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 今週のWeekly TOP5!
 国際大会、稲葉選手(日本ハム)の引退、またMLBでも、NPBでも野球史に残る記録が次々と残した選手が現れました!9/1~9/7の中からピックアップした5つのニュースをチェック!!

※成績は9月7日現在の成績です。

【目次】
5位 8月の月間MVPを発表! /4位 クレイトン・カーショウ(ドジャース)が球団史上2人目の5年連続200奪三振達成!
3位 黒田博樹(ヤンキース)が日本人初の5年連続二桁勝利! /2位 山本昌がプロ野球史上最年長勝利!
1位 第10回BFAアジア選手権 日本代表、準優勝に終わる

5位 8月の月間MVPを発表!

 9月5日(金)、NPBはセ・パ両リーグの8月の月間MVPを発表。セ・リーグは投手部門で三浦大輔投手(横浜DeNA)、野手部門では山田 哲人内野手(東京ヤクルト)が受賞。パ・リーグでは投手部門では金子千尋投手(オリックス)、野手部門では松井稼頭央内野手(東北楽天)が獲得した。

8月の月間MVPを発表!

 三浦は8月は4試合に登板し、3勝0敗、防御率1.20と抜群の安定感を披露し、4度目の受賞。横浜DeNAからの投手受賞は5月の井納 翔一、6月の山口 俊についで3度目となり、1975年の月間MVP賞制定以来、大洋、横浜時代を通じても1シーズンの投手3人の受賞は球団初だ。CS進出は厳しい立場だが、最後まであきらめることなく、快投を続けてほしい。

 今季ブレーク中の山田は、8月になっても勢いは衰えることなく、25試合に出場し41安打 20打点、打率.373と高打率を記録。9月に入っても、打率.307。ようやく9月7日の巨人戦で、9月初の本塁打を放ち、これからさらに調子を上げていくだろう。目標となる200安打まであと33本。残り試合は23試合とかなり厳しい立場だが、8月の快打を続けていければ、達成出来ない数字ではない。残り7本に迫った30本塁打も達成できるか注目である。

 金子は4試合に登板し、3勝1敗、防御率1.55と安定した投球を披露した。さらに8月28日の千葉ロッテ戦でシーズン12勝目をあげ、防御率1.70、奪三振177と合わせ3部門でリーグトップとなった。9月も投手タイトルを独占するぐらいの勢いで、勝ち星を重ねていきたい。

 松井稼は4本塁打、15打点、打率.380と高打率を記録。また月間7本の殊勲打を打った勝負強さを評価されての受賞となった。これで6度目の受賞となり、8月は2度目。9月は3度獲得しており、さらに活躍が期待できるかもしれない。

 夏場になると疲労の蓄積もあり、パフォーマンスを残すことは難しい中での受賞であり、大きな価値がある。9月は優勝の行く末が決まる月。優勝争いも気になるが、個人の活躍も見逃せない。

4位 クレイトン・カーショウ(ドジャース)が球団史上2人目の5年連続200奪三振達成!

クレイトン・カーショウ(ドジャース)が球団史上2人目の5年連続200奪三振達成!

 現地時間の9月2日(火)、ドジャースのクレイトン・カーショウ投手がナショナルズ戦に先発し、8回1失点の好投で、今季17勝目。そしてこの試合で、球団史上2人目となる5年連続200奪三振を達成した。

 MLBを代表するクレイトン・カーショウ。今年は怪我で出遅れたことはあったものの、ケガの影響は全くなく、そういえばそんなこともあったと思うほどだ。今年は自身最多の6完投、勝率.850、奪三振率10.75は3部門はいずれもキャリアハイで、このままいけば、過去最高のシーズンで、サイヤング賞も狙える勢いである。

 9月2日のナショナルズ戦では、150キロを超える速球、120キロ台のカーブを武器に、8回を投げて、2四球、8奪三振、1失点と安定した投球を披露し、17勝目を手にした。そして同時に今季5年連続の200奪三振を達成。この記録は、30歳ながら現役を引退したサンディ・コーファックス以来の記録である。コーファックスは速球派で、なおかつ防御率1点台~2点台を維持し、さらに奪三振が奪えて、制球力もあり、完投能力もあるという、最強の左腕投手。カーショウはコーファックスと似たタイプの剛腕であり、球団は継承者として期待している。

 ここまで通算94勝、通算1408奪三振。さすがに今季中の100勝は難しいと思うが、まだ26歳の投手がこれほどの実績を残しているのだから素晴らしい。MLBの歴史に残る存在になっていくのは間違いない。これからどんな伝説を残していくのか注目をしていきたい。

<クレイトン・カーショウ投手の球歴>
ドジャース(2007年-2013年)
通算77勝46敗、防御率2.60、1206奪三振。
最多勝1回(2011年)、最優秀防御率3回(2011年~2013年)、最多奪三振(2011年、2013年)、サイヤング賞(2011年、2013年)、ロベルト・クレメンテ賞(2012年)。

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