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第65回 藤浪晋太郎が江夏豊以来の高卒2年連続二桁勝利!2014年09月22日
今週のWeekly TOP5!
優勝争いが過熱しているプロ野球。今週はNPBでも、MLBでも、記録に残る大活躍がありました。9/15~9/21の中からピックアップした5つのニュースをチェック!!
※成績は9月21日現在の成績です。
【目次】
5位 ロイヤルズ・青木が3戦連続猛打賞の活躍! /4位 巨人・大田泰示が逆転2ランホームラン!
3位 田澤純一が日本人初の2年連続の70試合登板! /2位 則本昂大が斎藤雅樹以来の1シーズン7完封!
1位 藤浪晋太郎が江夏豊以来の高卒2年連続二桁勝利!
5位 ロイヤルズ・青木が3戦連続猛打賞の活躍!
ロイヤルズの青木 宣親選手が、17日のホワイトソックス戦に2番レフトで出場し、3打席連続安打。前の試合の第2打席から7打席連続安打。前日の試合では4打数4安打、前々日の試合では5打数4安打。初めての3試合連続猛打賞となった。

ロイヤルズ・青木が3戦連続猛打賞の活躍!
日本人野手の中では打率面で最も期待出来る青木宣親。だが今シーズンは不調に苦しんでいたが、ようやく復調のきっかけをつかんだ。4月は打率.285(98-28)とまずまずのスタートを切ったが、5月は打率.254(110-28)、6月は打率.240(54-13)、7月は打率.250(52-13)、8月は打率.270(85-23)と3割を超えた月はなかった。
9月に入って、調子を取り戻し、62打数25安打。3戦連続猛打賞により、打率.403と一気に上げていった。このままいけば、今シーズン初の月間3割も期待できる数字になってきた。
現在、ロイヤルズはアメリカンリーグ中地区2位。残り9試合で、首位・タイガースを2.5ゲーム差で追う立場。逆転の地区優勝を目指し、これからも安打を重ねて、チームに貢献する活躍を見せていきたい。
<青木宣親選手の経歴>
日向-早大-東京ヤクルトスワローズ(2004年-2011年)-ブルワーズ(2012年-2013年)-ロイヤルズ(2014年-)
4位 巨人・大田泰示が逆転2ランホームラン!
9月17日(水)、巨人の大田泰示選手が広島東洋カープ戦で代打で登場。逆転2ランを放ち、勝利に貢献した。

巨人・大田泰示が逆転2ランホームラン!
今シーズン、緩やかな成長曲線を見せている大田 泰示。過去にファームでは二桁本塁打、さらに盗塁も、2011年には28盗塁を記録していたが、その長打力と俊足を一軍の表舞台で発揮することができなかった。
昨年まで25安打しか放っておらず、今年は入団時に付けていた背番号55から44に変更。まさに崖っぷちの立場である。今年は同期の橋本到の活躍が目立ち、層の厚い外野手の壁をなかなか破ることができず、今年も二軍暮らしが多かった。
だが橋本、高橋由、アンダーソンなど外野手の故障が相次ぎ、8月8日に一軍昇格。そこから代走、代打で結果を残し、しぶとく生き残ってきた。一軍定着するためには、強烈な一打が欲しいところ。そのチャンスがついに巡ってきた。
8回表、6対7の1点ビハインド。無死一塁の場面で登場。2ボール1ストライクからの低めの変化球を捉え、打球はレフトスタンドへ飛び込む逆転2ランとなった。打った瞬間、大田は右手を大きく突き上げて、ベースを1周。この一打に巨人ベンチは大盛り上がり。特に起用した原監督が満面の笑みを見せていた。この勝利で巨人はマジックを8とした。さらに大田は21日の東京ヤクルト戦で一時は同点となる適時二塁打を放ち、今季4打点目。まだ4打点だが、一軍定着を目指す大田にとっては限りなく大きい打点である。
昨年まで一軍投手の変化球についていくことが出来ず、脆さを見せていた大田だが、徐々に変化球に対応することができるようになり、アウトになっても、しっかりと捉えた打球が多くなって、成長の跡を見せている。層の厚い巨人の外野陣でレギュラーを取るのは尋常ではないが、一歩ずつ成長を見せて、大ブレークするきっかけをつかんでほしい。
<大田 泰示選手の経歴>
東海大相模-巨人(2009年-)
関連記事:独占インタビュー(2010年01月01日)
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- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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