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第80回 デビット・プライスがタイガースと23億円で合意2015年01月19日
【目次】
5位 DeNA創業者の南場智子氏がベイスターズのオーナーに就任 /4位 川崎宗則がブルージェイズとマイナー契約
3位 田澤純一がレッドソックスと1年契約で合意/2位 青木宣親がサンフランシスコ・ジャイアンツと1年契約!
1位 デビット・プライスがタイガースと23億円で合意
3位 田澤純一がレッドソックスと1年契約で合意
1月16日(金)、レッドソックスの田澤 純一投手が、再び1年契約で合意。年俸は昨季の1億5000万から、2億6500万へ大幅アップを果たした。

田澤純一がレッドソックスと1年契約で合意
すっかり一流の中継ぎ投手である。2013年に71試合に登板し、世界一に貢献。引き続き、2014年も、71試合に登板。防御率は2.86と2013年の3.16と上回る結果となった。2年連続で、70試合も登板出来るタフネスな中継ぎ右腕を地区最下位のレッドソックスは逃さなかった。
MLBも、中継ぎ投手の市場はそれほど高くはないのだが、日本球界で、田澤以上の年俸をもらってプレーしている中継ぎ投手は、山口鉄也(巨人)の3億2000万しかいないのだ。NPBに入団せず、今季MLBで7年目を迎える28歳の田澤が、ここまでの選手になれたというのは、MLBを志しているアマチュアの投手にとっては田澤の活躍は大きな憧れになるだろう。
2013年、2014年度の成績をさらに続けることが出来れば、日本球界では得られないような年俸を手にすることができるだろう。あまり年俸が高くならない傾向にある中継ぎ投手でさえ、日本トップレベルの年俸を手にすることができるのだから、先発投手、野手であれば、もっと高い年俸を手にする可能性を秘めている。それだけMLBはすごい世界であり、シビアでもある。その競争を勝ち抜き、一流投手の階段に登っている田澤 純一の投球が今年も楽しみだ。
<田澤 純一投手の経歴>
横浜商大高-新日本石油ENEOS-ボストン・レッドソックス(2008年~)
2位 青木宣親がサンフランシスコ・ジャイアンツと1年契約!
1月16日(金)、ロイヤルズからフリーエージェント(FA)となっていた青木宣親外野手が、昨季ワールドシリーズを制したジャイアンツと1年契約で合意した。

青木宣親がサンフランシスコ・ジャイアンツと1年契約!
1億9000万から4億6000万へ大幅昇給である。昨年132試合に出場。3年連続で、打率2割8分台を記録し、MLBでもアベレージヒッターで活躍する青木 宣親。昨年はポストシーズンで大活躍を見せ、リーグ優勝に貢献し、世界一まであと一歩だった。昨年のオフ、FAとなり、なかなか移籍先が決まらなかったが、なんと、移籍先は世界一になったサンフランシスコ・ジャイアンツだった。
MLBの場合、単年契約だと厳しい評価なのだが、日本人野手としての尺度で見ると、単年でもメジャー契約出来たことでもほっと胸をなでおろす出来事であり、MLBでの市場で見れば低いかもしれないが、日本人の野球界でいえば、4億6000万は球界トップクラスだ。
3年続けてレギュラーとして活躍しているから得られる年俸である。ジャイアンツは外野手の層が薄く、またボウチー監督もスモールベースボールを展開しようとしており、青木は合致する選手なのだろう。
昨年は1本塁打に終わり、後半戦、ポストシーズンの活躍があったとはいえ、2014年以上の成績を残さないと、厳しいと感じていることだろう。過去最高の成績を残し、日本で得られない高額な年俸を手にすることが出来るか注目していきたい。
<青木宣親選手の経歴>
日向-早大-東京ヤクルトスワローズ(2004年-2011年)-ブルワーズ(2012年-2013年)-ロイヤルズ(2014年)-ジャイアンツ(2015年-)
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- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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