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第84回 大谷翔平が投げては155キロ、打っては初打席初本塁打!2015年02月16日
【目次】
5位 阪神・玉置隆が3回8奪三振でアピール /4位 新井貴浩が紅白戦の初打席で初本塁打!
3位 大田泰示が紅白戦で本塁打を放ち、猛アピール /2位 東北楽天・片山博視が投手から野手に転向
1位 大谷翔平が投げては155キロ、打っては初打席初本塁打!
3位 大田泰示が紅白戦で本塁打を放ち、猛アピール
2月15日(日)、巨人の大田 泰示選手が4番センターとして出場し、ホームランを放った。首脳陣へこれ以上ないアピールとなった。

大田泰示が紅白戦で本塁打を放ち、猛アピール
昨年、逆転本塁打を放つなど、終盤にかけて存在感を示した大田。原監督は4番候補に掲げるなど、期待は大きい。大田にとって、一軍定着どころか、スター選手になるためには、重要なシーズン。
それだけにこのオフは精力的に取り組み、紅白戦3試合で12打数6安打の5割を記録。大田はこれまで本塁打を打つことはあったが、なかなか持続しなかった。今年はこれほど安定して打てているのは、軸がブレないことだろう。 それまでの大田はどこか上体が高く、落ち着かない構えであったが、だいぶ構えの位置が低くなり、しっかりとボールを見られるようになってきている。
元々、スイングスピードが速いので、ボールを手元を引き付けて打つ感覚の方が大田には合っているだろう。本塁打にしたのも、外角よりのスライダーだった。
開幕スタメンを果たすには、今の調子を維持することが不可欠。今年の大田はそれが課題になりそうだ。それを克服した時、巨人ファンが長年、待望していたスラッガー・大田の活躍を見せることができるはずだ。
<大田 泰示選手の経歴>
東海大相模-巨人(2009年-)
関連記事:独占インタビュー(2010年01月01日)
2位 東北楽天・片山博視が投手から野手に転向
2月10日(火)、楽天の片山 博視投手が打者転向を決断した。今年10年目と節目となる1年を迎える片山は新たなスタートを切る。

東北楽天・片山博視が投手から野手に転向
転向するのは今しかなかったのだろう。片山が打者へ転向したが、高校時代から野手として評価が高かった。190センチを超える長身から、140キロ前半の速球に加え、緩いカーブを投げ分ける器用さを持った投手。だが打者として雰囲気があり、力みのない構えから本塁打を連発。どちらかといえば、飛距離ある打球を放つ野手として評価されている声も多かった。
とはいえ、190センチの投手はそれだけでも大きなウリになる。片山は投手として勝負することに。一定の成果は出ていた。3年目の2008年に一軍デビューし、先発として、2勝7敗に終わった片山は翌年、中継ぎへ配置転換。これが大きく嵌った。53試合に登板し、防御率1.88と好成績を残し、チーム初のCS進出に貢献。
その後も、中継ぎとして活躍し、2013年まで202試合に登板。しかし昨年は左ひじ痛のためわずか4試合登板に終わった。再起を図ったが、思うように治らず、野手転向を決断したのだ。
投手から野手へ転向するのは、早いうちならやった方が良いといわれる。投手と野手では体の作り方も違うし、実戦もこなさなければならない。本物の野手になっていくには時間がかかる。また片山のように30歳に近いプロ野球選手は時間の猶予が本当に少ない。片山にとって投手として活躍したいという思いはあったかもしれない。ただプロ野球選手として長く現役を続けられるのは、どちらかといえば、まだ野手だったのだろう。
ケガを完治させての投手としての復活と、経験ゼロから野手としてのブレイクはどちらが難しいかと判断できるものではないが、ただ投手にとって肩、肘のけがから復活して、大活躍を収めるのは難しい。復活を待って2015年はこのままリハビリを付けるより、踏ん張りを付けて、シーズン始めに転向したのは、少し時間を持てただけでも、良かったといえる。
この転向からいえるのは、投手はこういうときに稼ぐ意味でも、野手としての才能はあった方が良いのだろう。この転向が大成功になることを楽天ファンは願っている。
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- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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