第92回 MLB最強クローザー・キンブレルがトレードでパドレスへ移籍!2015年04月13日

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ウィークリートップ5

【目次】
5位 マートンが阪神助っ人最多704戦出場を果たす/ 4位 東京ヤクルトが新記録となる開幕から14試合連続3失点以下を記録 
3位 法政大・森田駿哉が史上3人目の1年春開幕投手勝利 /2位 田口麗斗がプロ初登板プロ初先発プロ初勝利!
1位 MLB最強クローザー・キンブレルがトレードでパドレスへ移籍!

 今週のWeekly TOP5!
 プロ野球も15試合が終了し、新たな記録を残すチーム、新戦力の登場があった1週間でした、そしてMLBでは日本のMLBファンも驚く大型トレードもありました!そんな1週間を振り返っていきます!

※NPBの選手成績は4月12日(日)までの成績です。

5位 マートンが阪神助っ人最多704戦出場を果たす

マートンが阪神助っ人最多704戦出場を果たす/

4月9日(木)、阪神のマット・マートン外野手が、横浜DeNA戦に出場。外国人では球団史上最多出場試合となる704試合出場を記録した。

 2010年から阪神に入団し、今年で6年目を迎えるマット・マートン。現代のプロ野球でこれほど愛着をもたれた外国人もそうはいないだろう。

 いきなり1年目でプロ野球最多となる214安打を放つと、その後も2012年以外は打率3割を記録。難しいコースを打ち抜くバットコントロールの良さ、欠点が少ない打撃技術は誰もが認めるものがあった。さらにユニークな言動もあって、阪神ファンから愛される存在だ。そんなマートンだが、今年は不調に苦しんでおり、ここまでの14試合で打率.233、13安打と本来の打撃ではないようだ。 

 だが打撃ほど調子の波が激しいものはない。いつか調子の波が上がってくることを阪神の首脳陣は願っていることだろう。6連敗を喫し、12日(日)に連敗がストップしたものの、これから浮上するにはマートンの打棒がかかっている。

<マット・マートン選手の経歴>
シカゴ・カブス (2005年-2008年)-オークランド・アスレチックス (2008年)-コロラド・ロッキーズ (2009年)-阪神タイガース (2010年- )

4位 東京ヤクルトが新記録となる開幕から14試合連続3失点以下を記録 

 4月11日(土)、東京ヤクルトは巨人に1対2で敗れたが、開幕から14試合連続3失点以下を記録。これはプロ野球の記録として残っている。

東京ヤクルトが新記録となる開幕から14試合連続3失点以下を記録 

 二季連続最下位の東京ヤクルトの目下の課題は投手力である。投手力の強化のため、千葉ロッテから成瀬善久、新外国人にオンドルセクが加入、ドラフトでも4人の投手がプロ入りするなど、補強を進めてきた。そしてオープン戦でも2年目の杉浦 稔大が好投を見せ、エースの小川 泰弘、石川雅規も順調に仕上げてきて、手応えを掴んで臨んだシーズンであった。開幕戦では、4対2で延長11回を制し、勝利すると、その後も投手陣が安定感を働きを見せ、12日まで5カードのうち勝ち越し3カードと開幕ダッシュの大きな原動力となっている。

 特に目覚ましい活躍を見せているのは中継ぎ陣。オンドルセクが8試合で防御率0.00、徳山武陽が6試合で防御率0.00、秋吉 亮が7試合で防御率2.35、救援勝利も2勝、抑えのバーネットもここまで4セーブを挙げ、防御率0.00とこれほど安定感のある中継ぎ陣が揃うのは、心強い限りだろう。現在、チーム防御率1.67は12球団トップである。

 打線は山田 哲人、雄平、川端 慎吾とした打線は強力で、まだ去年ほど破壊力ではないが、今後もこの破壊力を取り戻すことができれば、一気に首位に踊り出る可能性を持っているだろう。昨年、一昨年の雪辱を晴らす1年となるか注目だ。

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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。

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