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第92回 MLB最強クローザー・キンブレルがトレードでパドレスへ移籍!2015年04月13日

【目次】
5位 マートンが阪神助っ人最多704戦出場を果たす/ 4位 東京ヤクルトが新記録となる開幕から14試合連続3失点以下を記録
3位 法政大・森田駿哉が史上3人目の1年春開幕投手勝利 /2位 田口麗斗がプロ初登板プロ初先発プロ初勝利!
1位 MLB最強クローザー・キンブレルがトレードでパドレスへ移籍!
1位 MLB最強クローザー・キンブレルがトレードでパドレスへ移籍!

MLB最強クローザー・キンブレルがトレードでパドレスへ移籍!
日本時間4月6日(月)、ブレーブスとパドレスが緊急の大型トレードを敢行した。パドレスは4人とドラフト指名権のトレードもセットで、ブレーブスのクローザー・クレイグ・キンブレル投手の獲得した。まさに衝撃ともいえる大型トレードであった。
23歳の2011年からブレーブスのクローザーとして活躍したキンブレルは、打者の手元で鋭く滑るカットボールを武器に4年連続60試合登板、4年連続40セーブ以上、4年連続最多セーブを獲得するなど、実績面でいえば、MLB最強クローザーに相応しい選手だろう。今年で27歳を迎えるとは思えない安定感、貫禄を持った選手として今後、どんな成績を残すか注目を集めていた。
そのキンブレルが欲しがっていたのが、サンディエゴ・パドレスだ。パドレスは、ナショナル・リーグ西地区に所属しているが、2006年以来の地区優勝以来、低迷が続いていた。なんとかプレーオフに進出したい!そういう思いから、キンブレルの補強に動いたのだ。今回のトレードで、パドレスは、キャメロン・メイビン、カルロス・クエンティン、マット・ウィスラー、ジョーダン・パローベックの4人を放出し、さらに今シーズンのドラフト指名権をトレードしてまでキンブレルとレイズなどで活躍したメルビン・アップトン・ジュニアの獲得に成功した。
キンブレルはすでに4試合に登板し、防御率0.00、2セーブを挙げるなど、さっそく、パドレスのクローザーとして大きな活躍を見せている。現在、チームはナショナルリーグの2位に位置付けており、絶対的な守護神であるキンブレルの存在が、他の投手陣に大きな安定感をもたらしているのは間違いない。
こんな選手でも、開幕直前にトレードが決まるのだから、MLBは勝つためにはいろいろなことに手を尽くすのが分かる。実際にこういう戦略が、良い方向に動いている。キンブレルの獲得によって、今年のパドレスはプレーオフを狙える活躍を今後、見せていくのか。注目が集まりそうだ。
<グレイグ・キンブレル投手の経歴>
アトランタ・ブレーブス (2010年-2014年)-サンディエゴ・パドレス (2015年-)


- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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