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第105回 大谷翔平が両リーグ最速の10勝目2015年07月13日

【目次】
5位 横浜DeNAの砂田毅樹が育成最年少となるプロ初勝利! / 4位 中日がMLB通算21勝のペレスと香川のネイラーの獲得を検討
3位 館山昌平が1019日ぶりの勝利/2位 オリックス・近藤一樹が1411日ぶりの勝利
1位 大谷翔平が両リーグ最速の10勝目
今週のWeekly TOP5!
今週は初勝利、久しぶりの勝利など投手の活躍が目立った1週間でした。その中でも印象的な活躍を見せた選手たちを紹介し、1週間を振り返っていきます。
※NPBの選手成績は7月12日(日)までの成績です。
5位 横浜DeNAの砂田毅樹が育成最年少となるプロ初勝利!

横浜DeNAの砂田毅樹が育成最年少となるプロ初勝利!
7月8日、横浜DeNAの砂田毅樹投手が広島戦に先発し、5回無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。
明桜高校時代から140キロ台の速球、キレのあるスライダーを武器にする左腕として評判だった砂田。育成枠としての指名だったが、1年目の投球を見て、非常に素晴らしい投球を見せていた。球速は145キロまで速くなっていて、さらにコントロールも安定し、体つきも逞しくなり、すっかりとプロの投手へ成長していたのだ。近い将来、支配下登録に入っていてもおかしくないと思っていたが、2年目で支配下登録選手入りなのだから、早い出世である。一軍では好投を続けていても、なかなか援護に恵まれていなかったが、この日は早々と援護点をもらい、念願の初勝利。さらに育成最年少となるプロ初勝利と記録づくめの1日でもあった。
実際に一軍の試合を見てもキレのある速球は一軍でも通用しており、あとは長いイニングを投げぬくスタミナ面だけといえるだろう。この初勝利をきっかけにさらにステップアップできるか注目だ。
4位 中日がMLB通算21勝のペレスと香川のネイラーの獲得を検討
現在、セ・リーグ最下位で巻き返しを期する中日が外国人の強化に出た。獲得候補に挙がっているのは、MLB通算21勝のラファエル・ペレスと香川オリーブガイナーズのドリューネイラー投手だ。

中日がMLB通算21勝のペレスと香川のネイラーの獲得を検討
ペレスは、主に中継ぎ投手として活躍し、通算338試合に登板。2008年、2010年、2011年には70試合以上登板しており、中継ぎ左腕として期待がかかるだろう。タフネスさがあり、やや疲弊気味だった中日投手陣にとっては大きな存在になるだろう。そしてネイラーは今季、前期シーズン11試合登板で4勝1敗2セーブ。59回を投げ防御率1.37(リーグ2位)と活躍を見せた。150キロ超のストレート、スライダー、カーブ、チェンジップと両サイドへ投げ分け、ここぞという場面でのコマンドの良さは絶品で、何より日本のマウンド、コース、野球を香川で慣れているのが強み。NPBとなると、また求められるものは違ってくるが、すぐに活躍が期待できるだろう。先発が中心であったが、中継ぎもできる投手で、オリックスのマエストリ以上の活躍は期待できるのではないだろうか。
この2人が入ることは非常に大きいのは間違いない。借金チームが多いセ・リーグにおいてこの2人が活躍すれば、さらに混沌としたものになりそうだ。
<ラファエル・ペレス投手の経歴>インディアンス(RK、A、2A、3A、MLB 2003年~2012年)-レッドソックス(2A 2013年)ーツインズ(3A 2013年)ーパイレーツ(3A 2014年)ーレンジャーズ(3A 2014年)ーメキシカンリーグ(2014年~2015年)-中日(2015年~)
<ドリューネイラー投手の経歴>
フィリーズ(RK、A、2A 2005年~2012年)-香川オリーブガイナーズ(2015年)ー中日ドラゴンズ(2015年~)
独占インタビュー:「『信は力なり』でつかんだNPB」
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- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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