第105回 大谷翔平が両リーグ最速の10勝目2015年07月13日

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【目次】
5位 横浜DeNAの砂田毅樹が育成最年少となるプロ初勝利! / 4位 中日がMLB通算21勝のペレスと香川のネイラーの獲得を検討 
3位 館山昌平が1019日ぶりの勝利/2位 オリックス・近藤一樹が1411日ぶりの勝利
1位 大谷翔平が両リーグ最速の10勝目

3位 館山昌平が1019日ぶりの勝利

館山昌平が1019日ぶりの勝利

 7月11日(土)、東京ヤクルトの館山昌平投手が横浜DeNA戦で6回1安打1失点の好投で、1019日ぶりの勝利投手となった。

 2012年以降、二度の手術。2014年は一度戻れそうな段階に、再度、手術が決定。普通の人ならば心が折れそうな出来事だが、館山は強く戻ってきた。この日も、常時140キロ台の速球、変化球をコントロール良く投げ分ける投球で、好調の横浜DeNA打線を抑える投球術は見事であった。コントロール、リズムの良さを見ていると、非常に大きな戦力が戻ってきたと実感する。

 後半戦では中5日、中6日と普通のローテーション間隔で投げることができるかが注目になりそうだ。

<館山 昌平選手の経歴>
日大藤沢-日本大-ヤクルトスワローズ・東京ヤクルトスワローズ(2003年-)
Dream Catch 館山昌平、復活への道

2位 オリックス・近藤一樹が1411日ぶりの勝利

  7月12日、オリックスの近藤一樹投手が勝ち投手となった。実に1411日ぶりの勝利となった。

オリックス・近藤一樹が1411日ぶりの勝利

 館山を上回る長いブランクである。2001年の日大三の優勝投手となって、プロ入り。あの年は近藤を含め、4人プロ入りしたが、現役で残っているのは近藤しかいない。日大三ファンからすれば、もう少し長くやってほしいと思っているだろう。

 プロ2年目の2003年に一軍初登板を果たし、そこから一歩ずつステップアップを遂げ、2008年には、10勝を挙げ、CS進出に貢献。2009年も、9勝を挙げ、先発投手として活躍していたが、2011年以降は成績が悪化。手術もあり、2014年は戦力外になり、育成選手として再契約。だが近藤は地道にリハビリとトレーニングを続け、実戦復帰。ファームで10試合に登板するなど、復調した姿を見せていた。

 4月28日に支配下登録選手となったが、ここまで一軍4試合を投げて防御率4.50だが、過去3年で見ていくと、現在の16イニングは最も投球回を投げており、投手陣の事情が苦しいオリックスにとっては今後も出番が続くだろう。
 ぜひ復活の1年だったと印象付ける活躍を期待したい。

<近藤一樹投手の経歴>
日大三-オリックス・ブルウェーブ、オリックス・バファローズ(2002年~)

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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。

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