第108回 今年の甲子園の49代表が出揃う2015年08月03日

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ウィークリートップ5

【目次】
5位 中日・若松駿太がプロ初完封!/ 4位 糸井嘉男が通算100号本塁打 
3位 柳田悠岐が4安打2本塁打6打点の大活躍!/2位 日本生命が延長14回の激闘を制し都市対抗制覇!
1位 今年の甲子園の49代表が出揃う

 今週のWeekly TOP5!
代表49校が決まり、夏の甲子園も近づいてきた高校野球。また社会人野球の最高峰の都市対抗野球も優勝チームが決まった1週間でもありました。この1週間からピックアップした5つのニュースを紹介します!

※NPBの選手成績は8月2日(日)までの成績です。

5位 中日・若松駿太がプロ初完封!

中日・若松駿太がプロ初完封!

8月2日(日)、中日の若松 駿太投手が巨人戦で完封勝利。これがプロ初完封となった。

 高卒2年目にして一軍デビュー、3年目で10試合先発と順調にステップアップしている若松。若くして、一軍で実績を残しているのだから、人並み以上の速球を投げる投手なのか?と思うが、投げこむストレートは135キロ前後が殆どで、140キロを超えることはない。

 それでも抜群の制球力とボールの出し入れで抑えるところを見ると、やはり投手はコントロールが重要だ。また面白いのは、120キロ台のチェンジアップ。打者の手元で大きく落ちる上に、ストレートと同じ腕の振りで投げることができるので、多くの打者が苦労していた。
 8連敗中のチームを止める快投を見せた21歳の若き星に、多大なる希望を抱いたドラゴンズファンも多くいることだろう。 8月、9月はさらにステップアップする期間にしたい。

若松 駿太選手の経歴>
祐誠-中日ドラゴンズ(2013年-)

4位 糸井嘉男が通算100号本塁打

 7月30日(木)、オリックスの糸井嘉男選手が地元・京都で行われた北海道日本ハム戦で2本塁打を放ち、通算100号を達成した。

糸井嘉男が通算100号本塁打

 今季、オリックスは苦しい戦いが続いているが、糸井もケガで苦しみ、なかなか本来のパフォーマンスを発揮できていない。4月から月間打率2割台が続き、5月は1本塁打しか打てない時期もあった。だがここにきて状態は上げてきており2本塁打5打点を記録した7月30日以降も5試合続けて安打を放っており、8月は今のところ2試合で打率5割と順調な滑り出しを切っている。

 最近の糸井の打撃を見ると、ようやく自分の打撃ポイントを取り戻しつつある。オリックスは5位の東北楽天に3ゲーム差と、最下位脱出も見えてきた。躍進の8月にするには、4日から始まる千葉ロッテ戦はかなり重要な戦いであり、勢いに乗ることができるか。福岡ソフトバンクの独走が続くが、そうはさせない活躍をこれから見せてほしい。

<糸井 嘉男選手の経歴>
宮津-近畿大-北海道日本ハムファイターズ(2005年-2012年)-オリックスバファローズ(2013年-)

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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。

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