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第112回 前田健太(広島東洋カープ)が6年連続の二桁勝利!2015年08月31日

【目次】
5位 吉川光夫(北海道日本ハム)が3年ぶりの10勝/ 4位 釜田佳直(東北楽天)が716日ぶりの勝利
3位 上林誠知(福岡ソフトバンク)、プロ初本塁打が逆転満塁本塁打!/2位 田中将大(ヤンキース)が2年連続の10勝!
1位 前田健太(広島東洋カープ)が6年連続の二桁勝利!
今週のWeekly TOP5!今回は終盤戦へ向けて大きな活躍を見せた選手を中心に紹介をしていきます。9月以降もキーマンとなる存在になるか注目です。
※NPBの選手成績は8月30日(日)までの成績です。
5位 吉川光夫(北海道日本ハム)が3年ぶりの10勝

吉川光夫(北海道日本ハム)が3年ぶりの10勝
8月28日(金)、北海道日本ハムファイターズの吉川 光夫投手が福岡ソフトバンク戦で6回途中まで1失点の好投で、10勝目。3年ぶりの10勝目となった。
今年の吉川はまるで2012年を思い出させるような出来である。常時140キロ後半の速球、切れ味鋭いスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーションが決まったときの投球は全く手が出ないほど凄味がある吉川だが、この2年、2013年は7勝、2014年は3勝とややパフォーマンスを落とし気味であったが、今年はしっかりと調整を図り、常時140キロ後半の速球を取り戻すまでになった。今年は打たせながら、粘り強く投球を展開。10勝を挙げた福岡ソフトバンク戦も、そんな投球であった。
吉川ほどの速球、変化球を投げ込む投手でも思い通りの投球ができるほど甘くないのがプロのレベルの高さ。強打者、巧打者が揃うパ・リーグの打者相手に粘って勝つことを覚えたことが二桁勝利を挙げられた要因といえるだろう。ここからどこまで勝ち星を積み上げることができるか。逆転Vを狙うために全ての試合を勝ち抜くつもりでマウンドに登るつもりだ。
4位 釜田佳直(東北楽天)が716日ぶりの勝利
8月29日(土)、釜田 佳直投手が埼玉西武戦に先発し、5回4失点ながらも味方打線の援護により勝利を手にした。

釜田佳直(東北楽天)が716日ぶりの勝利
一軍でのマウンドでの歓声、脚光を知っているからこそ戻ってこれたのだろう。高卒1年目で7勝を挙げた釜田 佳直。その潜在能力の高さには将来のエース候補として期待する声が高かった。しかし肩、肘の故障に苦しみ、2013年はわずか8試合に終わり、昨年は手術を受け、ケガで登板なしに終わった。だがつらいリハビリを乗り越えて、その釜田が復帰したのは3月6日の教育リーグ戦だった。その日は手術を受けた1年後。ここで1イニング無失点の好投を見せた釜田は、ファームで13試合を投げ4勝3敗、イニングも60.2イニングと先発投手として順調に復活を見せていた。
そして一軍に昇格し、716日ぶりとなった一軍マウンドは最速150キロの直球を武器に埼玉西武打線相手に攻め込んでいく。5回4失点でマウンドを降りたが、味方の援護もあり、今季初勝利を手にした。
これは釜田にとっては大きな1勝となっただろう。残りシーズンで1勝を大きく上げ、次のシーズンにつなげていきたい。
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- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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