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第14回 海を渡ったスーパースターの直接対決2015年06月26日

 日本のスター選手たちが、海を渡り、MLBの地で対戦する日は、いつだって、日本の野球ファンにとっては待ち遠しいものだ。今回は、6月15日のイチローとの初対戦について、現地の状況をレポート!
ちなみに、日本人対決として、記憶に新しいのは、2013年に、ダルビッシュ 有と黒田博樹の先発対決で、結果的に最後はイチローがサヨナラ本塁打を放って試合を決めた。
実際にイチローが本塁打を打った相手はダルビッシュではなかったものの、この一戦は日本の人々にとって、印象に残った試合となったに違いない。
さて、今回の田中とイチローの対戦はいかに?試合後のコメントをまとめてお届けします!

6月15日、待ち望んだ対戦

ヤンキースタジアム

 現地6月9日、ニューヨークヤンキースの本拠地ヤンキースタジアムで復帰第2戦目の登板となった田中 将大投手。4月に故障者リスト入りしてから初めての本拠地での登板。対する相手はナショナルリーグの、ワシントン・ナショナルズ。

 本拠地での登板前日、田中投手はメディアへの囲みで
「次の登板に向けて、今までとやることは変わりなく、しっかりとテンポよくアウトを積み重ねられるように投げたい」と話し、また自身初の対戦相手となるナショナルズについてはどんなイメージかという質問に対しては、
「開幕前のオープン戦でもやっていますし、前回ワシントンに行った時も見ているので、イメージというものがなんとなくある部分と、映像をしっかりみて、イメージをしっかり出して投げたいと思います」
とコメント。

 この日の登板は復帰後、初めてのホームの登板となったが、田中投手は、
「今年のラスト3登板、良かった登板は全部ビジターなんで本拠地でいい投球をファンの皆さんに見てもらえるように頑張りたいと思います」
と意気込みを見せた。

 登板直前、土砂降りの雨に見舞われたが、試合前にはスカッと晴れ間が覗いたヤンキースタジアム。スタメンコールで田中投手の名前がアナウンスされると、ひときわ歓声が響く中、田中投手のピッチングが始まった。

 この日、田中投手と投げ合った相手先発ピッチャーはデトロイト・タイガース時代にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得し、昨季まで2年連続でア・リーグ最多勝に輝いたマックス・シャーザー投手。メジャーきっての大投手ということで、田中投手も簡単には点が取れないだろうと意識していた様子。しっかり粘って自分がゼロに抑えていくしかないと粘りの投球を見せていた。

 粘りのピッチングをみせた田中投手は、この日7回87球を投げ、5安打1失点無四球6奪三振という成績。チームも6対1の快勝。田中投手は、3回までナショナルズ打線を3者凡退に討ち取る完璧な立ち上がりをみせ、3回裏に味方のホームランで1点勝ち越しとなる援護をもらったが、その直後の4回表、3番ハーパー選手にセンター、バックスクリーンに運ばれる同点ホームランを許した。田中投手は同点のまま7回表まで投げだが、7回の裏に味方の援護で勝ち投手の権利を得て降板となった。

 そして、この日の田中投手の速球スピードは95マイルをマーク。急速低下を懸念していたメディアの雑音を撥ね退けるほど素晴らしいピッチングであった。
試合後の囲みでも、田中投手はこの日の自身の登板に関してよかったと話し、チームも勝ち、地元ファンにもいいピッチングを見せることが出来てよかったと話していた。

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プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

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