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第18回  田中将大、今季12勝目 首位攻防戦で圧巻のピッチング!2015年09月14日

 現地時間9月13日、ニューヨーク・ヤンキースのホーム、ヤンキースタジアムでトロント・ブルージェイズ戦との4連戦の4試合目に先発登板した田中 将大投手。対戦相手は、現在アメリカンリーグ東地区首位で、今勢いに乗っているトロント・ブルージェイズ。首位攻防戦をかけての直接対決の中、ここまでブルージェイズが3連勝し、ヤンキースの自力での地区優勝が危ぶまれる中でマウンドに上がることになった田中投手は登板前日、「明日は全ての球種を使いながら相手の反応を見てドンドン攻めていく」と語っていた。

「1つでも多くのアウトを」

 首位攻防の緊迫のある登板で、自分が求められているピッチングとは?との問いに、まず、「出来るだけアウトを1つでも多くとれることが一番いいと思います」と答えていた。

 前日行われたダブルヘッダーの試合では、2試合ともブルージェイズに敗れ、首位とのゲーム差が4.5まで広がってしまった。そんな悲惨なチーム状況に、ここで負ける訳にはいかないと、いつも以上に田中投手自身に大きなプレッシャーがかかったに違いない。

 その田中投手、この日は7回を無失点で投げきり、4安打0失点0自責0四球7奪三振。今季12勝目をあげた。
この日の試合で、田中投手は3回まで毎回ランナーは出すが、危なげないピッチングで無失点におさえて上々の立ち上がりをみせた。

 ヤンキースは2回、ナックルボールの制球を乱したブルージェイズの先発、ディッキー投手から先頭のマッキャン選手が四球で出塁し、ロドリゲス選手がセンター前ヒット、ヘッドリー選手も四球を選び無死満塁の絶好の先制チャンスを迎える。

 ここで今日スタメンに起用された元シアトル・マリナーズのアクリー選手が、センターへ犠牲フライを打って1点を先制し、続くグレゴリウス選手も1アウト一、三塁からセンターへ浅めのフライをあげ、三塁ランナーのロドリゲスがタッチアップからホームへヘッドスライディングして生還し2点を奪う。

 ヤンキースは4回にも2アウト一塁からアクリー選手がライトへ2ランホームランを打って4対0と田中投手を援護した。田中投手は4回以降、球数は多くなるが慎重なピッチングを続けて4回、5回、6回を連続の三者凡退とし、7回もブルージェイズのコラベロ選手に左中間の二塁打を許しただけで無失点のまま7回まで投げきったところで降板した。
試合は田中投手からマウンドを引き継いだベタンセス、パゾス、コーサムの3投手がブルージェイズ打線に1本もヒットを許さず0対5でヤンキースが勝利した。

 今日の勝利でヤンキースとブルージェイズの4連戦直接対決は、1勝3敗。ゲーム差は3.5になりヤンキースは辛うじて自力優勝の可能性を残した。

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プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

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