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第21回 田中将大、プレーオフ初登板!「絶対的なピッチャーになりたい」2015年10月08日

 レギュラーシーズンが終わり、ポストシーズンALDS進出をかけてのワンデープレーオフ対決の舞台を迎えたニューヨーク・ヤンキース。
本拠地ヤンキースタジアムで、ヒューストン・アストロズとの一発勝負となった10月6日。

「こういう大事な試合で投げるためにヤンキースに来た」

 この大事な決戦の先発登板を任された田中 将大投手。ここで負ければシーズン終了、勝てば次のステージへの切符を手にいれることができるという、チームにとって絶対負けてはならない大舞台。その責任を背負っての登板となった田中投手、感じるプレッシャーも大きなものだったに違いない。

 登板前の囲み取材でも、
「こういう大事な試合で投げるためにヤンキースに来ました。やはりプレッシャーのかかるゲームではありますが、一野球選手として、こういう場で投げられるということは、自分が求めていた部分でもある。内容はどれだけ汚くても、失点を防いで、投げることが大事だと思っているので、相手もいいピッチャーですし、どういう形であれ失点を防いで、いい形でリリーフ陣に繋げることが大事だと思っています」と、全力を尽くしていいピッチングをし、チームをつぎのステージへと導く立役者としての活躍を強調した。

 この日、田中投手と投げた相手側のピッチャー、ダラス・カイクル投手は、今季20勝をあげてサイ・ヤング賞候補としてあげられている素晴らしいエース投手。
しかも、カイクル投手はこの日なんと中3日という短い登板間隔でマウンドに上がった。

 試合直前の情報では、カイクルは非常に疲労が溜まっているとのこと。
一方、前回の登板から中5日、そして前々回は12日間の登板間隔があいており、十分休養できたはずの田中投手、しかも大舞台に強いとなると、このエース同士の投手戦となるであろうこの試合、田中投手に有利なのでは?という声がちらほら聞こえた。

 アメリカ東部時間午後8時に予定通り始まった一発勝負。スタジアムアナウンスで田中投手の名前が呼ばれると満員の球場はひときわ大きな歓声が響いた。
そんな中、ファン、チームの期待を一身にうけてメジャーにきて初めてのポストシーズンのマウンドに立った田中投手。

 その田中投手、初回から制球が定まらずボールが先行する苦しい登板となり、そして味方もエース、カイクル投手の圧巻のピッチングに翻弄され打線は沈黙。田中投手は5回を4安打(3四球)に抑える粘りの投球を続けたが、2回の先頭打者・4番ラスムス選手に93マイルの初球をライトに、4回も同じく先頭打者の6番ゴメス選手に84マイル(スライダー)の初球をレフトに運ばれるホームランを打たれた。
打てないヤンキース打線はこの2点を返すことはできずに、7回はベタンセス投手が1四球1盗塁1安打でアストロズに追加点を許して3対0となり、田中投手の成績は5回4安打2失点3四球3奪三振2本塁打で敗戦投手となって、苦いポストシーズンデビューとなって今シーズンを終えた。

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