第2回 北海道日本ハムファイターズ 稲葉 篤紀選手2014年11月10日

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 2014年10月20日。北海道日本ハムファイターズは、日本シリーズ出場をかけたクライマックスシリーズで敗れ、これまでチームの主戦として大きな活躍を残してきた稲葉 篤紀選手がついに引退の時を迎えた。20年に及ぶプロ野球生活を終えた今、稲葉選手はどんなことを思い、また野球界の未来にどんな希望を抱いているのか。今回、稲葉選手に直撃インタビュー!

【目次】
[1]野球人生を振り返って
[2]これからの“夢”

【稲葉選手の過去のインタビューはこちら】
第129回 北海道日本ハムファイターズ 稲葉篤紀選手(前編)
第130回 北海道日本ハムファイターズ 稲葉篤紀選手(後編)

野球人生を振り返って

――稲葉選手がこれまで野球をしてきた中で、一番大事にしてきたことはどんなことですか?

稲葉 一生懸命やるということですね。一生懸命やっていれば、その時はダメでも、必ず生きてくると思うんです。それが、1か月後2か月後になるか、1年、2年後になるかはわからないけど、でも一生懸命やるっていうことが大事だと僕は考えているので、それをずっとやってきました。

――そんな稲葉選手が、他の選手に、『これだけは負けない』というものはどんなところですか?

稲葉 練習です。あとは、やられたらやり返すという気持ちかな。同じピッチャーに何回もやられたくないので。そういう気持ちを持って、そこは負けずにやってきたつもりです。

――では、これまでの野球人生の中で悔しかったことはどんなことでしょうか?

稲葉 いっぱいありますよ。ほとんど悔しかったかな、俺の野球人生。
良いときなんて、1年に何回かしかないですし、野球は10回打って7回か8回はアウトになるスポーツだから、ほとんど悪いことばっかりしか起こらない(笑)。

 そこの切り替えをどうやっていくかというスポーツだと思っているので、悪いことだらけっていったら語弊があるかもしれないけど、良い時を思い出すことのほうが難しいですね。

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プロフィール

稲葉 篤紀
稲葉 篤紀(いなば・あつのり)
  • 北海道日本ハムファイターズ
  • 経歴:中京―法政大―ヤクルト―北海道日本ハムファイターズ
  • ポジション:内野手
  • タイプ:左投 左打
  • 身長体重:185センチ/94キロ
  • 生年月日:1972年8月3日
  • 上記データは掲載時のものとなります。

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