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第5回 横浜DeNAベイスターズ 井納 翔一投手【前編】「様々なめぐり合わせから掴んだ侍ジャパンのマウンド」2015年08月05日

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これまでの井納選手インタビューは以下から
井納 翔一投手インタビュー【前編】「続ければこそ――」(高校野球ドットコム)
井納 翔一投手インタビュー【後編】「考え方一つで視界は変わる」(高校野球ドットコム)

【目次】
[1]緊張する初球
[2]侍ジャパン=日本代表までのサクセスストーリー

井納 翔一投手(横浜DeNAベイスターズ)

 社会人4年目での初選出。じつは、その前の3年間は苦しい時間を過ごしてきた。
「上武大時代に対戦して結果が出ていたNTT東日本に行きたい――ほんと、当初はそんな理由で希望したのですけど。のちのち考えたらすごい大手企業を希望していたんだなと(笑)」

 NTT東日本に進んで3年の活動を見ると、2年目の秋に日本選手権で投げた以外、目立った成績はない。
「社会人1年目は、大学4年の時に出した結果だけですけど、自信があったんです。だからコーチのアドバイスもあまり聞かずに、登板するチャンスを自らなくしていました。そして2年目に日本選手権で登板したことでステップアップできるかと思っていたのですが、3年目に肘の外側が痛くなり…」

 社会人3年目の2011年は東日本大震災の影響もあり、都市対抗野球は10月に延期された。この大会でNTT東日本は準優勝。井納投手もベンチ入りはしていた。
「ピッチングコーチが現役時代に行っていた病院に行かせていただいて、なんとか投げられる状態にまでなってベンチ入り。大会が延期になったから間に合いましたし、ベンチ入りできたのも当時エースだった方がケガをして枠が空いたからだったんです」

 そして迎えた社会人4年目だった。監督には「大卒3年で結果を出していないのにチームに残すのは難しい」と言われていた。だが、前年のドラフト会議でチームメイトの小石 博孝投手が西武の2位指名を受けてプロに進んだ。

「いろんな巡り合わせがあってチームに残していただいた。だからプロに行きたいというより、NTT東日本の主力としてやっていきたいと思うようになったんです」

 運命とは数奇なものである。プロに行く目標から路線変更した年に大活躍し、結果、ドラフト指名を受けることになった。そして社会人日本代表候補にもなった。苦節の3年間を経ての代表候補入り。その喜びの大きさは想像に難くない。だから余計にというべきか、プロ入り1年目のシーズン後の2013年11月8日、初めて代表ユニフォームに袖を通し、BASEBALL CHALLENGE 2013でのチャイニーズ・タイペイとの第1戦で登板した時には緊張した。
「あの時はプロ初登板なみに緊張しました」

 前編ではプロ入り前、そしてBASEBALL CHALLENGE 2013でのチャイニーズ・タイペイとの第1戦までの過程を振り返りました。後編ではトップチーム入りして実感した海外の打者のレベル、また感想などを語っていただきます。

(取材/文=伊藤 亮

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プロフィール

井納 翔一
井納 翔一 (いのう・しょういち)
  • 横浜DeNAベイスターズ
  • 経歴:木更津総合高-上武大-NTT東日本-横浜DeNAベイスターズ
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:188センチ91キロ
  • 生年月日:1986年5月1日
  • 上記データは掲載時のものとなります。

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