第2回 山田 正雄  北海道日本ハムファイターズGMに聞く!Vol.22014年10月28日

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【目次】
[1]山田GMがみた高校時代の大谷選手の凄味
[2]チームを強くするには、4・5・6位でいい選手を狙っていく
[3]捕手・大野奨太を1位指名した先見力
[4]1日4試合、スカウティングレポート8枚!

 前回のVol.1では、北海道日本ハムのスカウト構成について、そして、山田GMの掲げる「欲しい選手、一番いいと思った選手を獲りにいく」といったスカウトに対する思いを伺いました。

山田GMがみた高校時代の大谷選手の凄味

――大谷選手の二刀流は、ちょっとスカウトに関するテーマとずれますが、国際的な視野で見ますと日本球界にはスラッガーと言われるバッターが少ないので、私はバッターで育ててもらいたかったんです。GMの思いは?

山田 僕も高校生の時点ではバッターのほうがいいと思っていました。

――そうだったんですか。

山田 大谷が代表に選ばれた韓国の世界選手権を10日間見に行ったんです。大谷を見るのと阪神に行った北條の守備を見るのと、この2つがテーマだったんですが、僕らが入る前日に大谷が打たれて、それからずっと出られなかったんです。これはだめかなと思ったら、最後に出てきて、それでちょっと評価ができた。

――すごかったですか?

山田 そうですね。修正するところはありますが、よくなる可能性はあるだろうな、という気持ちにはなりました。

――ドラフト当日、スカイ・A の控え室で球界関係者2人に「大谷は投げるのと打つのとどっちがいいと思う?」と聞かれて「バッターのほう」と答えたら、「ええ、160キロ投げるのに」と言うから、「160ぐらい藤浪だって投げるかもしれないけど、あのバッティングはちょっといないんじゃないか」みたいな話をして。でも、今年のピッチングを見たらもうピッチャーでしょうがないという感じがします。

山田 そういう感じになってきていますね、ピッチャーを専門にやらせてみたいなという。でもバッティングのほうも捨てがたいですからね。

――全然バッティングの練習はしていないみたいですね。それであれができちゃうというのがすごい。

山田 だから、やっぱりすごいのは才能なんですね。

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プロフィール

土肥 義弘
山田 正雄(やまだ まさお)
  • 東京都出身
  • 明治高校卒業後、大毎・東京・ロッテに在籍、73年に引退。サラリーマン生活を経たのち、86年に北海道日本ハムスカウトとしてプロ野球の世界に復帰。08年にGM(ゼネラルマネージャー)に就任。

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