第2回 【ドラフト総括】横浜DeNAベイスターズ編2014年11月06日

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【目次】
[1] 1位の山崎康、3位の倉本は即戦力として大いに期待
[2] 飯塚悟史はここ5年でベイスターズ入りした高卒右腕ではトップの完成度

飯塚悟史はここ5年でベイスターズ入りした高卒右腕ではトップの完成度

飯塚悟史(日本文理)

 ドラフト4位の福地 元春三菱日立パワーシステムズ横浜)は、横浜DeNAにとって久しぶりの速球派左腕。どちらかというと交わす技巧派が多かった横浜DeNAにとって、力で押せる左腕の加入は大きい。ただ制球力に課題を残すので、思惑通りの起用が出来るまでには1年の時間がかかるかもしれないが、バリエーションを増やす意味では大きかった。

 ドラフト5位の山下はアグレッシブなプレースタイルと、動きの良い二塁守備、三塁守備が光る内野手だが、横浜DeNAは二塁手が6人、三塁手が9人出場と激戦区。ただその分、チャンスが与えられる機会はあり、1年目から勝負の立場になるだろう。

 またドラフト6位の百瀬 大騎松本第一)は、守備力が高い遊撃手で、1年目はまずファームで試合出場を重ねながら、プロで勝負できる内野手として育成することになるだろう。
今年はレギュラーを脅かす倉本とサブとして期待の山下に加え、育成として百瀬を獲得。筋が通った戦略といえる。

 最後に飯塚 悟史日本文理(2014年インタビュー【前編】【後編が7位で指名されたのは驚かされた。飯塚は140キロ中盤の速球に加え、制球力の高さ、投球術、精神力の高さが高校生としてはずば抜けており、3年目には一軍定着も期待できる先発候補。

 横浜DeNAは、これまで素材型の速球派右腕を好む傾向にあり、指名された選手を見ても、速球派右腕が多かった。だがなかなかモノにならず、苦しい年が続いてきた。
飯塚は、ここ5年でベイスターズ入りした高卒右腕の中では最も完成度が高く、一軍入りが見えやすいタイプだ。飯塚のような高校生右腕を育てることで、横浜DeNAが指名すべき高卒右腕はどういうタイプなのかが確立できるような気がする。

 育成枠1位で指名した亀井 塔生日星)は強肩捕手。肩の強さというのは天性のものなので、やはりそれを磨くべくファームで実績を積み重ねてほしい。当分は嶺井 博希靍岡 賢二郎、西森 将司の3人との併用が続くことになるだろう。

 横浜DeNAにとって課題だった「先発左腕不足」を石田、「即戦力投手の獲得」を山崎康、「遊撃手の獲得」を倉本と、補強ポイントはしっかりと押さえた指名となった。先発左腕候補である石田は1年目からの活躍は厳しいと思うが、2年目以降では活躍を期待できる人材だ。そして横浜DeNAにとっては久しぶりの速球派左腕の福地も加入した。
また完成度の高い高校生である飯塚の指名にも成功し、間違いなく横浜DeNAは今後も上向いていくであろうと思わせる指名であった。

 総括点数 80点 左右の本格派も指名し、遊撃手の補強にも成功。上向きが予想出来る好ドラフト!

(文・河嶋 宗一


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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
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  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。

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