第4回 【ドラフト総括】広島東洋カープ編2014年11月08日

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【目次】
[1] 投手ではなく、野間を1位指名した理由
[2] 薮田、塹江、藤井と潜在能力が高い投手を次々と指名
[3] 今回のドラフトの成否が判明するのは3年~5年後

広島東洋カープ 指名選手一覧

順位 名前 高校
1位 野間 峻祥 中部学院大
2位 薮田 和樹 亜細亜大
3位 塹江 敦哉 高松北
4位 藤井 皓哉 おかやま山陽
5位 桒原 樹 常葉菊川
6位 飯田 哲矢 JR東日本
7位 多田 大輔 鳴門渦潮
育成選手1位 松浦 耕大 MSH医療専門学校
育成選手2位 木村 聡司 常葉橘
 

投手ではなく、野間を1位指名した理由

1年目で10勝を挙げた大瀬良大地

 今回、広島東洋カープの指名は独自色が強い指名となった。

 カープは阪神に最終戦で抜かされての3位である。その原因となったのは投手力だ。防御率はリーグ4位の3.79。また今年は、バリントン、ミコライオとカープを支えた外国人2名が退団し、さらに悪化することを想定して、編成を考えていきたいところ。

 先発を見ていくと規定投球回に達したのが、前田 健太(インタビュー【前編】【後編】)大瀬良 大地インタビューしかいない。
大瀬良は10勝を挙げたとはいえ、防御率4.05。来年はさらに上向くことを期待したいが、補強は既存の選手が不調になった時を想定してバックアップのために行うモノ。そのためには出来るだけ上位は即戦力で固めたい。

 そういう意味で、有原 航平(早稲田大)を1位指名したのは間違いではない選択だった。外れてしまい1位で指名したのは野間 峻祥(中部学院大)。投手ではなく、外野手の野間を選択したのは、野間よりも1位で指名したいと思わせる投手がいなかったということだろう。

 またカープの中では投手力の次に薄いポジションが外野手だった。フル出場した丸 佳浩インタビューを除くと、100試合出場した選手は1人もいない。

 投手と並行して、即戦力の外野手の獲得も課題であり、野間のドラフト1位指名は投手の次にドンピシャな指名であった。

 野間はまさに走攻守三拍子揃った外野手で、すぐに一軍入りが期待できるプレーヤー。三塁タイム11秒前半、二塁到達タイム7秒前半と驚異的なタイムを叩きだし、広角に打ち分けるバットコントロール、強肩、俊足を生かした外野守備は一軍レベル。打撃さえ一軍の投手に順応出来れば、1年目からレギュラーを獲得し、100試合出場は達成できる選手だろう。


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木村 聡司(常葉橘) 【選手名鑑】
桒原 樹(常葉菊川) 【選手名鑑】
多田 大輔(鳴門渦潮) 【選手名鑑】
藤井 皓哉(おかやま山陽) 【選手名鑑】
塹江 敦哉(高松北) 【選手名鑑】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。

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