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第6回 【ドラフト総括】読売ジャイアンツ編2014年11月10日
【目次】
[1] 久しぶりの和製大砲の岡本和真を指名
[2] 本指名の戸根、高木、田中ともに一軍での活躍出来る人材
[3] 育成枠指名もポテンシャルが高い選手の指名が集まった
育成枠指名もポテンシャルが高い選手の指名が集まった

篠原慎平(香川オリーブガイナーズ)
育成枠4位の高橋 慎之介(木更津総合卒)は、高校時代は二塁手だった。そんな彼が卒業後にアメリカ留学をしていたことには驚きだった。そして今は投手を務めているということにも驚きを隠せず、高校時代とは全く別人と思わせるぐらい体格面が成長していた。
アメリカまで行って彼を視察しているスカウトはいないので、入団テストを経ての指名ではないだろうか。最速149キロを誇る潜在能力の高さをNPBの舞台で披露してほしい。
巨人の1位は野球ファンならば誰もが気にするもので、他のチームに比べスター性というものが問われるが、岡本はスターに相応しい長打力、器の大きさを持っており、多くの人を惹きつける選手であることは間違いない。久しぶりの大砲ということで、将来の4番打者として育てることになるだろう。
また2位は左の中継ぎとして期待される戸根、3位は右の中継ぎとして期待出来る高木、4位は左の先発候補として育てたいと思わせる田中と、本指名では、巨人の激しい競争に加わることが出来る人材を指名できたのではないだろうか。
育成枠では、最速153キロの篠原、最速149キロの高橋と潜在能力が高い投手を指名。さらに攻守にわたりスキルが高い捕手である田中に加え、しぶとさがある内野手・川相と、即戦力と将来性の2つの軸が両立出来たドラフトだった。
総括点数 80点 スラッガー岡本の単独指名に成功!即戦力と将来性の2つの軸が両立出来たドラフト!
(文・河嶋 宗一)

- 編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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