第6回 【明治神宮大会】準々決勝 創価大vs関西大「創価・小松、関大・石田の見応えある投手戦に」2014年11月17日

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【目次】
[1] 小川泰弘の姿を見て、投手としての技術を磨いた小松貴志
[2] 石田も間合いを意識した投球で、創価大打線を封じ、投手戦へ
[3] 球場の空気を一変させた田中正義の剛速球


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球場の空気を一変させた田中正義の剛速球

最速153キロを計測した田中正義(創価大)

 そして9回表、マウンドに最速154キロ右腕・田中 正義(2年・創価)がマウンドに登った。田中の登場に球場は盛り上がる。
田中は評判通りの速球を投げ込む。いきなり152キロを計測し、先頭の西田尚寛(3年・東大阪大柏原)を138キロのフォークで空振り三振。その後の打者も抑え、無失点に抑えた。田中はポテンシャルの高さだけではなく、フォームが優れているのも強み。

 ノーワインドアップから始動して、左足を高々と上げながら、右足の膝をやや曲げてバランス良く立つ。そこからスムーズな重心移動を行い、内回りのテークバックをしながら、打者寄りでリリースすることが出来る。無駄な力が入らず、バランスの良さが光るフォーム。腕の振りも非常に力強く、140キロ近いフォークも判別が付きづらく打ち難い球種となっている。大学選手権で150キロ台の速球を披露した田中だが、ますます凄みが増しているといっていいだろう。

 試合は9回裏で決着がつかず、延長戦タイブレークとなった。

 タイブレークは、今年に入り、高校で一度(佐野日大vs桐生第一)、大学で一度ずつ(中部学院大vs九州産業大)を見ているが、先攻のチームが勝利をしている。先攻が大量点を取ってしまうケースが多いのだ。

 先攻の関大からすれば、多く点を取って自分達の流れを持っていきたいところだが、ここで田中が底力を見せる。先頭の西田に対し、田中はストレート中心の配球で追い込み、最後は149キロのストレートで空振り三振。続いて4番の藤嶋 宏俊(4年・神港学園)にも148キロのストレートで空振り三振に打ち取り、一死満塁のピンチを切り抜けた。田中はガッツポーズを見せながらベンチに戻った。田中が自慢の速球で連続三振。試合の流れは完全に創価へ。10回裏、正木健太郎(3年・履正社)のサヨナラ適時打で、創価大がベスト4進出を決めた。

 小松、石田の投げ合いは見応えがあり、そして両投手を援護する素晴らしい守備もあり、どちらに流れが傾くか、分からない試合展開だったが、田中の登場で、一気に試合の空気が変わり、田中の好投を期待するムードになっていた。そしてタイブレークでの連続三振。田中のガッツポーズと剛速球で、観客が感情移入してしまうような痺れる試合展開となっていた。

 ベスト4進出を決めた創価大は東京六大学の王者・明治大と対戦。激しい戦いが繰り広げられるのは間違いない。

(文・河嶋 宗一

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第45回記念明治神宮野球大会

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創価大 2-1 関西大

12345678910
関西大00000001001
創価大0000000101X2

関西大:石田-久米
創価大:小松、田中-寺嶋
二塁打:藤嶋(関)、寺嶋(創)

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