第8回 【明治神宮大会】準決勝 明治大vs創価大「来年、再来年のドラフト候補が集結した一戦」2014年11月19日

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【目次】
[1] 上原健太、田中正義が魅せたポテンシャルの高さと柳裕也の実戦力
[2] 2人目の150キロ右腕・池田隆英(創価)、そして野手も楽しみな選手が勢揃い!


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上原健太、田中正義が魅せたポテンシャルの高さと柳裕也の実戦力

早くも来年のドラフト1位候補に挙げられる
上原健太(明治大)。プロで大成するための課題とは

 このゲーム、1~2年後のドラフト候補がたくさん出場した。
まず、広島スカウト陣が早くも来年(2015年)の1位入札を表明した上原 健太(明大3年・広陵・左左・190cm/86kg)はポテンシャル(潜在能力)の高さでは文句なく大学球界屈指と断言できる。長身を利したオーバーハンドから最速151キロのストレートを投げ込み(この日の最速は145キロ)、縦割れのスライダーのキレも文句なし。自分たちの手で歴史に名を刻む左腕投手を育成したい、プロのスカウトなら例外なくそう思う投手だろう。今日も広島スカウト陣はビデオ撮影にスピードガン計測と忙しく立ち働いていた。課題は狭いステップ幅。

「下半身が前に乗って行って、少し遅れて上半身がついていく」これが理想的な投球フォームだが、上原はステップ幅が狭いので、上と下が同時に投げに行っているように見える。このへんが改善されたらプロでも大成できると思う。

 創価大の2番手で登板した田中 正義(2年・創価・右右・186m/89kg)は速い球を投げるということならアマチュア球界ナンバーワンと言っていい。ストレートの最速は154キロで、この日も153キロを計測した。プロ野球の世界には大谷 翔平(日本ハム)、藤浪 晋太郎(阪神)という同年代のモンスターが活躍しているが、持ってる素質の埋蔵量は彼らと大して変わらない。

 ただ、自慢のストレートで空振りが取れないというのが不安要素になる。この日も糸原 健斗(4年・開星)に151キロを遊撃安打、菅野 剛士(3年・東海大相模)に150キロを中前打、さらに投手の柳 裕也(2年・横浜・右右・180cm/80kg)にはこの日最速の153キロをセンターにクリーンヒットされ、ちょっと白けた。

 柳のこの日の最速は田中より約10キロ遅い144キロだが、5回を無失点に抑え、三振も6個奪っている。10キロ遅くてもボールの出どころが見えなければ容易に捉えられないという見本である。右投手なら「左肩を早く開かない」――このことを田中には肝に銘じてほしい。

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池田 隆英(創価) 【選手名鑑】
上原 健太(広陵) 【選手名鑑】
髙山 俊(日大三) 【選手名鑑】
田中 正義(創価) 【選手名鑑】
寺嶋 寛大(興誠) 【選手名鑑】
花本 太紀(東大阪大柏原) 【選手名鑑】

明治大 6-2 創価大

123456789
明治大0010200036
創価大0200000002

明治大:上原、柳-坂本
創価大:小松、田中、秋元、福岡、池田-寺嶋
本塁打:伊東(創)
三塁打:宮崎(明)
二塁打:高山、菅野(明)、花本(創)

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