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第1回 侍ジャパンvs欧州選抜 一戦目 「終盤に見せた集中打」2015年03月10日
【目次】
[1] 将来の4番候補・筒香が追撃打!
[2] 松田、雄平が高い集中力を発揮し、逆転に成功!
松田、雄平が高い集中力を発揮し、逆転に成功!

雄平選手(東京ヤクルトスワローズ)
そして侍ジャパン打線はなおもファンミルを攻めたて、松田宣浩が同点打を放つ。続いては4回裏、1点を取り返すきっかけとなる二塁打を放った雄平が打席に入った。
雄平は、
「松田さんが同点打を放ってくれたことで、僕にとって大きかった。150キロを超える投手なので、打席に入る前に、準備をしながら、しっかりと強く振ることを意識して入った」 “強く振る”ことは、雄平がテーマにしていることである。4回裏の二塁打もこのままでは終わらないと思わせる鋭いバットスイングの打球であった。雄平は150キロを超えるファンミルのボールにもついていき、最後は必死にくらいついて、二遊間を破る中前適時打となり、勝ち越しを決めた。
それまで重苦しい雰囲気を打破する集中打。見事な攻撃であった。
今回の試合によって欧州選抜はなかなか気が抜けない相手だと感じたことだろう。速球の対応能力の高さ、気迫あふれる走塁、甘い球を投げず、コーナーに投げ分ける投手が揃っている。今日の試合でも欧州選抜の選手が持ち味を発揮するか?それとも試合になれた侍ジャパンの選手たちが本来の力を発揮しはじめるか。注目の一戦になりそうだ。
(文・河嶋 宗一)
◆
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侍ジャパン 4-3 欧州選抜
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
欧州選抜 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
侍ジャパン | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | X | 4 |
欧州代表:コルデマンス、マエストリ、エスカローナ、マルティス、ファンミル-ダシェンコ
侍ジャパン:大瀬良、牧田、藤浪、又吉、西野-嶋、會澤、小林
二塁打:アングロ(欧)、松田、雄平、筒香(日)