【第46回明治神宮大会】亜細亜大vs早稲田大 「延長14回の激戦!亜細亜大が3年前の雪辱を果たし、2年ぶりの優勝」2015年11月18日

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「延長14回の激戦!亜細亜大が3年前の雪辱を果たし、2年ぶりの優勝」

この日も好投を見せた大竹耕太郎(早稲田大)

 3年連続東都vs東京六大学の決戦は、死闘となった。
 早稲田大の大竹 耕太郎(4年)は相変わらず変幻自在なピッチング。135キロ前後の速球と決して速くないのだが、なんといっても大竹は90キロ台のスローカーブをよく使う。このカーブの後に135キロ前後のストレートが来るので、相当速く感じるだろう。さらに120キロ台のスライダー、ツーシーム、110キロ台の曲りの大きいスライダーと球種は多彩。大竹の投球を見ていると、フルスイングできるボールが見当たらない。とにかく単打、単打でつないでいくしかない。しかしヒットするにも厳しいコースしかないので、綺麗なヒットが少ない。

 亜細亜大の4番遠藤 雅洋がいう。「甘い球が殆ど少ないですね。球速は135キロぐらいで速くないのですが、90キロのカーブを来た後に、いきなりの135キロ前後は本当に速くて、非常に速く感じますね。緩急が上手い投手なんです」
このコメントでどれだけ大竹を打ち崩しているのに手を焼いているのが実感できるだろう。

 なかなか点が取れない中、亜細亜大の先発・諏訪 洸が4回裏に丸子 達也(4年)に高めのストレートを捉えられ、本塁打を打たれてしまう。これで丸子は2試合連続本塁打。ツボにはまったときの飛距離は素晴らしいものがある。

 7回表、チャンスを作る、一死一、三塁からスクイズを敢行。しかし空振り。だが三塁走者の遠藤が諦めずに本塁生還。なんとホームスチールで追いつく。この場面を振り返って遠藤は、「スクイズのサインでした。空振りになったのですが、思った以上に前に走ることができたののと、また捕手が前にこぼしてくれたので、どうせ戻っても挟まれてアウトになるだけなので、ならば賭けで本塁を狙いました」
土壇場で遠藤の勇気が生きた形となる。むしろその形で大竹から点をもぎとるしかなかったのである。


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
亜細亜大学000000100000012
早稲田大学000100000000001

亜細亜大:諏訪、嘉陽、石塚、花城-宗接
早稲田大:大竹、吉野-道端
本塁打:丸子(早)
二塁打:石井(早)

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河嶋宗一
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  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
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  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。

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